大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年02月08日(日)
温泉でiPhoneでツイートしたので、文意に間違いがあるな。訂正 メルロ訳文のたおやめぶりとは対照的に、ハイデガーを論じた木田元の文体は、ドイツ語全集の総編集者を「とても頭の悪いやつ」といったり、ますらおぶりになった。それより日本人が陥ったテンポラリテートを反哲学で克服は笑った。
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posted at 02:34:28
なぜ日本人が殊更テンポラリテートの罠に落ちるたのか、対談はそれに触れている。罠とは西欧では当然の、ある→作られてある→プラトンの被制作性→ユダヤキリスト教の被造物と、ゾルゲである「私の『ある』ことが気になる」が結びつかず、木田氏によって目から鱗が落ちたと鷲田氏。
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posted at 02:54:54
対談は翻訳シンポの直前。翻訳シンポで、従来訳は「私の『ある』ことが気になる」を踏まえられず、ある種の迷いがあったが、木田元はそれを踏まえ、謎とされたテンポラリテート(時間性)に目処をつけ、メルロの「反哲学」という概念で、被制作性=被造物に直結させた、という話。
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posted at 03:00:54
鷲田が木田元まで「ある」を「作られてある」、すなわち西欧独特の被造物という問題だと分からなかったというのは拍子抜け。さらに木田元の「反哲学」がメルロ晩年の概念です、という鷲谷に、高田が知らなかったというのも意外。つまり、ハイデガー、メルロと横断的に読めたのは木田ぐらい、という話。
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posted at 03:04:19
無から初めてはならないtwitter.com/sunamajiri/sta... という、ハイデガー以降のいわば反地動説を考えている時に、哲学少女の、ライプニッツの有に対する西田幾多郎の絶対無の話を捕捉してしまった。twitter.com/ecila808/statu...
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posted at 23:31:31
そこで、昨日紹介しそこねた木田元追悼号の鷲田清一と高田珠樹の対談。というのも、ナトルプ報告まで、日本ではテンポラリテートがいわば絶対無のように誤解され、木田元だけがメルロの反哲学から、その誤解を免れた、という趣旨になっていたからだ。bit.ly/1KCL1Ra
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posted at 23:32:36
この道の手帖木田元追悼号の鷲田清一・高田珠樹の対談は、ナトルプ報告の日本における受容について、ある意味重大な証言である。高田がナトルプ報告の紹介者で、木田元は三木清の手紙ですでに察していた、という話なのだが。それを察していないと、どうなるかが問題。
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posted at 23:36:39
ナトルプ報告については『ハイデガー読本』森秀樹『アリストテレスの現象学的解釈 その胚胎していたもの』が掻い摘んでいる。そこから主要部分を抜粋すると bit.ly/1zL2GTN アリストテレスのソフィアによって疎外されたピュシスを回復するフロネーシスの話。
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posted at 23:43:25
鷲田・高田対談は、主にナトルプ報告の受容の遅れから、『存在と時間』のテンポラリテートが、いわば絶対無のように神格化され、被制作性の解体として立てられたはずの時間性が、日本において受容上の混乱になった、ということを明らかにしている。bit.ly/1KCL1Ra
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posted at 23:46:29