大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年07月17日(金)
3月末の入院で尻切れになった柄谷行人のハイデガー批判に対するカント書からの巻き返しという話、久々に@jeanbeauty さんにFavられた。 bit.ly/1gFaIZw twitter.com/sunamajiri/sta...
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posted at 22:44:18
このカントを批判できたハイデガーを柄谷が批判しようとして破綻したという問題は、昨日の内田樹『反知性主義の日本』のアーリアに対するセムの無時間性と同じ。柄谷はハイデガーをセム的でない点を、時間的すぎて場所的でない、と『トランスクリティーク』で批判しているからだ。
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posted at 22:46:30
柄谷行人の整理学でいうと、フッサールの根源である自我は圏域だが、カントでは根源であり、ハイデガーはフッサールの圏域を批判しているだけで、その時間性は、アーリア独特であり、共同体の間というセム語的な場所がハイデガーにはないが、カントにはあるとする。
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posted at 22:48:13
一方、内田樹『反知性主義の日本』で反知性主義とは、アーリアに対する無時間的なセム語族特有の圏域論であって、そうしたものが非アーリアにおいては、容易に反ユダヤ主義という反知性主義になっている、とする。
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posted at 22:50:28
柄谷はカントを批判できないが、ハイデガーにはできた。それは場所でも圏域でも根源でも起源でもなく規定名(古名)だからだ、ということだ。時間はニュートン的絶対空間ではなく、非現前的(自我圏域に対する時間の根源規定化)であり、だからこそ無限遡行しない。
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posted at 22:53:51
ニュートン~カント的絶対空間に対して、時間が非現前的(圏域に対する規定名)だ、というハイデガーのカント書のカント批判こそが超越論的批判であって、柄谷の場所論や起源論がそうであるのではない。
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posted at 22:55:43
時間を絶対空間化させるのも圏域的自我の空間性だが、非現前時間(規定名)となることで、弁証法やアンチノミーのゼノンのパラドックスのような無限遡行は、デカルトの自我のような神観念によらずとも、単に通用している。
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posted at 22:58:11
ニュートン的絶対空間も、自我の圏域性が産んだ錯誤であるように、コトバはモノのヒトによる現れだ、という書き手(書くこと)の不可能性を暴露するだけの、いわゆる「脱構築」の問題が、彼らが考える以上に、そもそも存立していない。www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p...
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posted at 23:00:03
久々に、3月末の入院直前で尻切れになった柄谷論を、@jeanbeauty2 さんにFavられたので、この機会に、柄谷行人とカント書の違いを単純に整理しておいたから、分かりやすいと思う。twitter.com/sunamajiri/sta... @LitoSnowfield
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posted at 23:10:32
あえてより単純化すると、柄谷行人はハイデガーのフッサール批判が、フッサールの自我圏域を批判するだけで、共同体の間といった場所論となっていない、といっているだけなのだが、カント書では規定名(古名)こそ空間的ではなく時間的だ、といっているだけだ。@LitoSnowfield
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posted at 23:13:14
おそらく、内田樹のいう「反知性主義」に通じるが、日本人はハイデガーに対してさえも、領域(自我領域)や場所(共同体間)という問題しか捉えない。これはセムとアーリアという柄谷も内田も前面に出す単純な二元論である以上に、単純に「非西欧的」という領域化=自己限定のことにすぎない。
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posted at 23:23:53
日本人が拠り所にする領域論の類、西欧人の語る時間まで、自我の領域と空間化すること、柄谷の内省とか第三省察というのは、要するに単に外人が怖いという話だろう。バイリンガルならこんな少女でも、そんな幼稚な違和感はもっていないはずだ。huff.to/1TDwQ4x
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posted at 23:40:22