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大本薫 Kaoru Ohmoto

@sunamajiri

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Favolog ホーム » @sunamajiri » 2015年12月05日
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2015年12月05日(土)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

要するに、日本では小説家だけが、こうした本質的な問題に直面する当人なのです。読者も共同作業するが、読まない者は、この問題の蚊帳の外で、ドグマ的反省に微睡んでいるのです。@BeTakada

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posted at 18:42:04

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

あるいは、周りに小説家が多いので、東浩紀の破綻点である、ハイデガーのアナクシマンドロス論、二重襞の問題から、東のフロイト的な問題を解体するか。これは日本固有の私小説性の問題です。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 18:40:33

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

今考えている読解方針は、GA3カント書の人間学的転回、GA24テンポラリテートの学的企投、の再読か、GA21論理学~真性への問いを入手して、GA26の真正さから読むか。@BeTakada

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posted at 18:39:16

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

ところで、語りは散逸することですね。ハイデガーでは取り纏めることだけど、ハイデガーの語り自体が散逸的。ドグマからの転回が語られた今、ハイデガーのどこを取り纏める話題を聴きたいですか? @BeTakada

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posted at 18:36:10

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

しかしサイレンス=沈黙は、政治的な問題ではない。今とか瞬間とか刹那とか、そう反省した時点で、既にそれらが今でも瞬間でもなく、儚さも、儚いと反省した時点で、永遠になるという沈黙です。これらを語るのが文学だ、という転回をハイデガーが遂行したことが重要なのです。@BeTakada

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posted at 18:10:43

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

今をドグマで反省意識する時間を生きる者は、非現存在者であり、言表ではなく沈黙を当為する者だ、としましたが、そこで面白いのがサイレントマジョリティーと重なるところです。彼らはドグマを生きているから沈黙するのです。@BeTakada

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posted at 17:54:55

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

想起は今を生起~現前させない。それは神の想起でしか無い。それが非現存在という意味です。twitter.com/sunamajiri/sta... ドグマに頽落した者は現存在たり得ないのです。非現存在者=沈黙者とは、今を反省意識する者です。@BeTakada

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posted at 17:51:53

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

対自的時間を無とすると、脱自的時間が有になるのです。時間を意識できるという対自性はドグマです。それは想起的今が全て因果律に頽落し、第一原因なくしては、ありえない今を語るドグマだということです。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 17:46:20

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

非本来的無とは、弁証法的止揚のことです。そこでは時間は空間と止揚される点性=無ですらある。これは対自的時間です。本来的無とは、こうしたドグマによる沈黙を予備学が解消する作業概念であり、時間をどう企投するか、という問題だけが有として残るというオントロギーです。@BeTakada

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posted at 17:42:17

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

このように、転回の内的必然性は領域存在論ではない。沈黙から言表へ、ドグマから当為へ、有神論から無神論へ、オンティッシュからオントロギーへ、同一律から根拠律へ。その要となったのが、無の厳密化でした(GA26-252)。@BeTakada

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posted at 17:37:17

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

沈黙から語りへの転回 togetter.com/li/908389 は、このようにドグマが沈黙させるオンティッシュから、言表という当為、オントロギーを得るための方法的懐疑です。これを沈黙させるのは極めて危険なのです。@BeTakada

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posted at 17:27:33

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

反省は言表ではない。つまり、潜勢は沈黙という当為です。オンティッシュというのは、おそらく有神論的形而上学です。反省は神を反省するのです。こうしたドグマに対して、オントロギッシュというのは、言表を当為とする無神論的形而上学と言い換えてもよい。@BeTakada

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posted at 17:24:24

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

なお、語りだけが現勢的というのは、語りは反省のような潜勢の対極だからです。反省は言表ではない。潜勢的反省では現勢的語りを蝕むドグマが騙られてしまう。そうしたオンティッシュからオントロギッシュへ。@BeTakada

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posted at 17:14:57

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

こうした方法的懐疑の方針化、というハイデガーの方法を、ドグマ的形而上学に対する本来的形而上学と読むことから、ハイデガーのより単純な言い方、オンティッシュからオントロギッシュへ、と読み直さなければならない。ドグマが解明されたら読みなおすことが出来る。@BeTakada

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posted at 17:12:21

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

私たちはつい、二元論、つまり潜勢的規定を前提して語ってしまうのです。しかし、こうしたオンティッシュには根拠がなく、単なるドグマだというのが、ハイデガーの予備学が持つ方法的懐疑です。オントロギッシュとは、ドグマを括弧に括る語りの方法化=実践のことです。@BeTakada

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posted at 17:09:06

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

ハイデガーの言うオントロギッシュ(存在論的)というのは、非常にシンプルで、ドグマとなった潜勢的規定(二元論)を予備学で駆除して、当為である語りの実践に徹する=現勢する=現前することです。@BeTakada

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posted at 17:03:53

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

togetter.com/li/908389 で明らかにしたように、ハイデガーの方針というのは、ざっくりというと、オンティッシュ(存在的)なものは、すべてカントが厳密化した潜勢的規定(二元論)、つまりドグマであるということです。これが予備学(形而上学)。@BeTakada

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posted at 16:59:54

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年12月5日

さて今後のハイデガー読解はより方針的に。ハイデガーは誰よりも方針的ですね。彼の予備学は方針そのものです。したがって、ハイデガーを読むためには、自覚的に方針を常に確認しなければならない。@BeTakada

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posted at 16:56:13

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