大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2016年06月08日(水)
見取り図は単純だものね。(コギトを)存在者とすると、永遠回帰の時間を問うてしまうが、存在に二重襞化させると、時間が思考と存在の差異性を反復(同一化・一重襞化)させるので、無限遡行が生まれない、という話。@LitoSnowfield pic.twitter.com/9q38x3pPDF
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posted at 07:18:26
人間にとって他者という存在は想像力によってしか理解することはできないだろう。他者に対する安易な不可知論、独我論、心理学主義、行動還元論等々の地平を超えたところに想像力の可能性があるのではないか。
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posted at 19:28:23
2016年06月09日(木)
その古臭い問題がハイデガーの言う想像力問題ですよ。想像力は空想ではなく、それが認識、つまり他者を齎す暴力だ、といった現代思想の問題は、全てハイデガーのカント批判から派生したんです。彼は想像力=時間と厳密化させるが。@J_J_Kant bit.ly/1WGd8tt
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posted at 20:30:23
コギトを意識と捉えると、サルトルのように想像力は空想やイメージになってしまうが、時間は単に過ぎ去るのではなく、つねに現在だからこそ、想像力が認識を与えるのです。だから意識という実体化はナンセンスだ、という話です。twitter.com/sunamajiri/sta... @J_J_Kant
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posted at 20:35:57
まさに、想像力の欠如というのは、他者の欠如の謂であり、至極当然のことをハイデガーは言おうとしているのだが、それを厳密に捉えるのが極めて困難だ、というのがハイデガー専門家の意見ということでしょう。私は一介の読者だが。@J_J_Kant twitter.com/J_J_Kant/statu...
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posted at 20:41:00
実際的には、想像力の欠如を、空想力やイメージの欠如と正反対に誤解してはいけないということだが、東大TVが想像力特集でサルトルの想像力から科学者に空想力を語らせる混乱をまだやっている。それでは他者を空想してしまう。twitter.com/sunamajiri/sta... @J_J_Kant
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posted at 20:58:15
想像力とは時間である、というハイデガーは極めて根源的な話、物理学の基礎に及んでるのだが、誰でもがハイデガーを読むべきとは私は思わない。主著も講義録も思考実験の巣窟で、専門家が見取り図を書かないと、みんな誤解する。twitter.com/sunamajiri/sta... @J_J_Kant
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posted at 21:04:31
なので、中嶋さんのように平明に、他者とは空想の独断的産物ではなく、想像力によって認識する対象だ、というのがベストなのです。@J_J_Kant bit.ly/1WGd8tt
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posted at 21:07:10
読書案内という話題で、管見の限り、木田元の伝記物ではなく、『存在と時間の構築』が一番見通しが良いと思います。若干知見が古い気もするんですが。ダラダラとハイデガーの生い立ちとか話さず、話のど真ん中に入れます。www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%8... @J_J_Kant
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posted at 22:40:45
@sunamajiri まあ、ぼく自身の問題意識はハイデガーそのものにあるわけではないのでハイデガーの思想が分かればいいのですけどね。でも、やっぱり原典を読んでみなければ「ハイデガーについて、~と○○は言っている」ということしか分からないので。
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posted at 23:38:28
それをいうと、He said. She saidというプラトン以前、パルメニデスまで遡行させられます。柄谷だとデモクラシーをイソノミアに遡行させて、起源(原因)を問うのだが、ハイデガーは自己原因(没根拠)なのです。bit.ly/24CMssJ @J_J_Kant
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posted at 23:47:31
2016年06月10日(金)
@sunamajiri それはよく分かりますよ。別にぼくは世界の客観的実在性は否定しないけれど、それはぼくの意識を通してしか実在はしないのだし、世界はぼくの意識の動きであり働きであってそれが時間ということなのでしょう。人は存在を存在たらしめている現存在だというのはよく分かります。
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posted at 00:25:32
なんでその時間で客観的実在性を否定しないのかがわからんですが、今年のセンター倫理問題を思い出しましたよ。@J_J_Kant ぼくは世界の客観的実在性は否定しないけれど、世界はぼくの意識の動きでありそれが時間。 pic.twitter.com/EqcXIcm3Jj
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posted at 01:07:09
@sunamajiri うむ、でも世界を自分の意識の動きに一元化してしまうことにはやはり躊躇しますね。自分という存在が世界を構成する一部でありそれにより世界は意味を持つけれど、一方で他者によっても世界は意味付けられているし、自分がいなくなっても世界は続くだろうから、
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posted at 02:08:24
それゆえに想像力だけが他者を認識させしめる、という冒頭の捉え方が、ハイデガーに近いのです。意識が独断で他者を空想するのではないのです。twitter.com/sunamajiri/sta... @J_J_Kant
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posted at 04:22:58
想像力はカントでも、感性と悟性の等根源です。感性(時)が対象を与え、悟性が思考すると、いわゆる意識になるのだが、ではなぜ感性が与えた対象を悟性(数学)が思考できるのかといえば、それは想像力が実在してるからなのです。bit.ly/1TIiBcL @J_J_Kant
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posted at 04:36:44
@sunamajiri なるほど。時が意識を生む、時が実在する、意識と想像力の違いや関係等々についてはすぐには理解できないので、やはり原典をよく読んでみたいですね。ぼくには「時間が実在する」というテーゼはまだよく飲み込めません。
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posted at 10:26:03
意識ではハードプロブレム、心身二元論です。ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F... しかしそれは(時が「実在しない」)静態だからです。@J_J_Kant
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posted at 14:04:27
そこで、ハイデガーは形式性の最高原則を、『物への問い』以後、実施に移した、ということです。twitter.com/sunamajiri/sta... bit.ly/1TlqvhI @J_J_Kant
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posted at 14:17:47
いずれにせよ、思う我と考える我、というデカルトの二重性の問題は、心身二元論のような誤謬ではなく、意識が先行して空想を生むのか、想像力が先行して意識を生むのか、という重大な差異を語っているのでしょう。twitter.com/sunamajiri/sta... @J_J_Kant
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posted at 16:49:37
それゆえに、意識を何か魂のように実体化する形而上学(ハイデガーを読み誤る言説はすべてそうした実体論です twitter.com/sunamajiri/sta... )に対して、人工知能だって、時を制すれば、意識を生起するだろう、というのが今日的におもしろいわけでしょう。@J_J_Kant
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posted at 17:06:27
要は《意識というものがあらかじめあるのではない》という、ただそれだけのことで、不思議でも何でもないということですよ。twitter.com/sunamajiri/sta... @J_J_Kant
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posted at 18:08:18
@sunamajiri なるほど。時間という言葉に何かいわくありげな意味を求めてしまうと読み誤りそうですね。「存在と時間」という言い方には存在の謎解きのキーワードは時間だよ、みたいな期待を持たせるところがあるのですが(^^)
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posted at 18:25:11
要するに、近代以後なぜか(勿論デカルトゆえに)、意識が時を生むと考えてしまうのだが、そのようにカントを捉えたフッサールへの批判を通して、ハイデガーは、時が意識を生む、と切り返したということなのだが。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada
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posted at 22:42:16