あやめ@捻れた世界と時間遡行軍と戦う世界と猫世話係
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- 自己紹介 刀剣乱舞とtwstの深い沼底在住戦国畑産成人済(30↑)審神者兼監督生兼お猫様の下僕。ミュもステもアニメも好き。not腐。刀の推しは月と鶴と源氏と🐉他、twstは🦁🍩🐉⚔️🌹♥️🐺 RTのみや迷惑垢は報告→ブロック。無言フォロー失礼します(舞台チケットの応募券は交流のない方にはお譲りしません)
2023年02月10日(金)
来た途端に赤ちゃん渡されて「！？」となるが抱っこする腕は準備できてる
走っていく🌸を赤ちゃんをあやしながら追いかけ「あ〜溢しちゃったのね、驚いた...」「ごめんなさい...」というやりとりを見て状況を把握し「なんだ、こちらも驚いたよなァ」と赤ちゃんのほっぺをプニプニしながら話しかけてる
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posted at 01:23:01
「すみません、何かあったのかと焦っちゃって...」「いや、俺も横にいれば良かった」と近付くと「ちゃんと隠さずママを呼んで偉かったじゃねえか」と泣きそうになっている子を褒めてから、「拭くやつ足りるか？」と🌸と一緒に慣れた手つきで片付ける
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posted at 01:35:10
元通りになり、子の機嫌も戻ってきたことで🌸も落ち着いたのか「パパがすぐ来てくれて良かった...」「この子もずっとパパが抱っこしてくれてたんですね〜」と話すと
🦁さんは「...パパの役目を果たせたみたいで良かった、パパもママに褒められて嬉しい」とどこか違和感のある返し方をしてくるので
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posted at 01:41:22
「......あっ、呼び方...！」と気付くと
「クク、別に構わねぇがな。お前にそう呼ばれても飛んでいけるくらい、俺も自分の呼び名だと認識していて新鮮だった」と愛おしそうに子を撫でながら返され「俺の名を忘れられねぇと良いんだが...」とわざとらしく拗ねるように言いキスをされる
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posted at 01:46:01
息切れどころかｾﾞｪｾﾞｪと🌸がバテてきたところで「...そんなに効くモンなのか？あまりに反応が良いからやりすぎちまった」とやめてくれるが
「本当に...もはや楽しんでましたよね🦁さん...」とげっそりと返す🌸
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posted at 01:51:28
「お前がそんな笑うのも珍しくてな」「笑うというか...笑わされてるといいますか...🦁さん、目が本気で怖かったですよ」
「まぁ、自覚はある。...悪かった、力は強かったとかないか」「それは大丈夫です」
と話すが、🦁さんが様子を見ようと近付くと反射的に離れる🌸に
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posted at 01:54:40
「...おい、流石にもうやらねぇよ」「...」
「🌸、」「いや、分かってるんです、でももう🦁さんの手が...くすぐるようにしか見えなくて...」
「あ？俺は跡でもつけてねぇか見ようと...おい避けるな！」
と、先程までと真逆な反応をする🌸に焦る🦁さん
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posted at 01:59:19
何とか機嫌を取り直し、またいつも通りな過ごし方に戻るが
何となく抱き寄せようと🌸の腰をいつものように抱くと「ぅひゃあ！」と身体を捻られ驚かれるので
「ほら！もうやらないって言ったのに！」「は！？今のは誤解だ！」と耳を下げてまた機嫌を直すためにがんばる
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posted at 02:04:55
非公開
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非公開
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非公開
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勿論刀剣乱舞が流行る前までは博物館ダメ！今は大丈夫！って訳では無いです。流行る前でも学芸員さん達の努力があり、今でも博物館の危機は無くなっていないので…。ちょっとオタクの100倍誇張表現なので大分表現歪曲してます！！！
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posted at 09:42:55
さあ、見ていってちょうだい！
刀剣乱舞 メディアミックス本丸瓦版！
あたし、もものすけが今月もメディアミックス本丸を中心に様々な本丸情報をお届けするよ△□△
#刀剣乱舞 #とうらぶ ＃本丸瓦版 pic.twitter.com/fy5KARcbkL
posted at 12:13:32
これ、何度かお話してると思うんですけど、戦国BASARAとかも同じような現象起こしてて長宗我部元親クラスタのお陰で救われたところを知っています
１つの好き、から更に世界を広げていく行動力や好奇心に支えられているの、本当にいいと思うんだなぁ twitter.com/tousani_atena/...
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posted at 13:01:36
アニプレックス+さんに『ミニミニぬいぐるみ ユニオンバースデーver.』いただきました🦁
このシリーズ、サバナ寮生の耳が「絶対動物を好きな人が作ってる…」という絶妙なデザインで大好き。毛先にちゃんとグラデで色ついててカワイイので後ろ姿も堪能してほしい【枢】
#ツイステ
#アニプラ pic.twitter.com/oRTiLbI7Fv
posted at 16:16:46
ちょこちょこ戦国BASARAとか銀英伝とかも学問界に影響与えたよ〜っていうのを耳に挟むので、そういうのがあれば是非教えて欲しい…うちの教授達が最近キャッキャしてるのは金カムとかキングダムです
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posted at 16:53:45
レオ監♀(海賊)#twstプラス #twst_NL
大切なモノを守るために、全体としてのルールを優先出来るのがハ-ツで個のルールを貫くことが出来るのがサバnって感じがしてます。 pic.twitter.com/mirq0vB9Pd
タグ： twst_NL
posted at 17:05:07
『#映画刀剣乱舞-黎明-』
場面写真 解禁📷 (3/3)
“特命任務”の開始を告げる山姥切長義(#梅津瑞樹)、
渋谷スクランブル交差点に立つ髭切(#佐藤たかみち)・膝丸(#山本涼介)。
そして三日月宗近(#鈴木拡樹)・へし切長谷部(#和田雅成)ら、現代に舞い降りた刀剣男士たち。
新たな戦いが幕を開ける！ pic.twitter.com/5OQxLuzqZm
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posted at 17:05:50
Fashion Press @fashionpressnet
【場面写真解禁】『映画刀剣乱舞-黎明-』人気ゲームの実写映画化最新作、鈴木拡樹＆荒牧慶彦が続投 - www.fashion-press.net/news/57292 pic.twitter.com/cttlsbYx1N
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posted at 17:30:05
【📌News📌】
『映画刀剣乱舞-黎明-』現代に舞い降りた刀剣男士たちを切り取った場面写真10点公開
▶刀を構える三日月宗近
▶呪いを受けた山姥切国広
▶ “特命任務を告げる山姥切長義
▶渋谷スクランブル交差点での髭切・膝丸
など
#映画刀剣乱舞
▼詳細はこちら
enterstage.jp/news/2023/02/1... pic.twitter.com/wG0NGbmol1
タグ： 映画刀剣乱舞
posted at 17:37:23
#twstプラス ＃レオ監
🦁🌸交際済み。タマムイのイベネタですが特にネタバレなし。
🦁「そんときに実家に挨拶させてやるよ」
🌸「それはちょっと重‥」
🦁「あ゛？」 pic.twitter.com/sunPurJAID
posted at 19:00:17
CREA MODE（クレアモード）真辺菜 @creamode
刀剣乱舞-ONLINE-より 『1/7 鶴丸国永・極』
原型完成しました。
WEB：creamode.info
#刀剣乱舞 #鶴丸国永 #とうらぶ pic.twitter.com/G1s2SYGacP
posted at 20:05:07
皆すぐさまセリアに行ってバルコニーの柵と、ポストカードサイズ(枠は接着考えると立体的じゃなく平面が良い)の額を買いに行ってくれ。推しの全身の絵とか写真飾るとバルコニーから推しが現れる
上にリボンとかつけたらカーテン風？醸し出せる
このタイプのグリンデルバルドのポストカード欲しいな pic.twitter.com/TqwZsJRAp6
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posted at 20:35:28
明日は超次元音楽祭^_^
リハの時にフランスから帰国したノブナーガがお土産をくれました😆✨
ありがとうーーー！！！
最高すぎたーー😚
(2人とも自分が作ったロンTを着ているところがポイント！笑) pic.twitter.com/3YnYMaCGSA
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posted at 20:42:38
お留守番マレが土産に欲しいもの（タマーシュナ・ムイナネタ）※マレ監
#twstプラス pic.twitter.com/Qs1HEIC9x1
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posted at 21:06:00
お褒めの言葉沢山頂く嬉しい〜😭🫶私が刀剣乱舞がきっかけで日本史に興味を持ったと言っても「その熱意をずっと保っていて下さい」と言われ、ゼミでは好きなように一文字則宗の研究をさせてくれて、専門分野から色々とアドバイスを下さる素敵な教授です！！！！
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posted at 21:35:08
少女は彼に何も求めることなく、傍にいたいという心で寄り添った。そんな少女を彼も愛し、やがて二人は多くの友人達に祝福され、結ばれた。
夕焼けの草原の全ての人から愛された王子と少女、死が二人分かつまでその手は決して離れなかったという。
それから、気の遠くなるような年月が過ぎた。
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posted at 21:51:50
「……」
目の前で起きていることが信じられなかった。
妹の誕生日の為に美しく飾られた庭園は見るも無惨に荒らされ、私の大好きな白薔薇が踏み躙られていた。
美しい音楽が聴こえていた大広間には、今は侵略者の声が響いている。
料理長が腕によりをかけたご馳走もケーキも、床に落ちた。
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posted at 21:51:51
「……ねぇさま……」
「大丈夫……大丈夫よ」
腕の中の愛しい存在がか細い声を上げる。私はなんとか笑みを浮かべながら、妹を強く抱き締めた。
お父様とお母様から贈られた水色のドレスは豪奢で可愛らしく、妹にとても似合っていた。けれど、それを捨てて逃げなければならない状況になるだろう。
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posted at 21:51:51
夕焼けの草原の第二王子が、軍を率いてやって来た。
夕焼けの草原とは長年友好関係を築いてきたけれど、お祖父様の代でそれは崩れ去った。理由は、夕焼けの草原に嫁いだお祖父様の妹、大叔母様が何者かに害されて儚くなられたこと。
大叔母様を愛していたお祖父様は怒り抗議したけれど、彼の国は
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posted at 21:51:52
知らぬ存ぜぬを通した。それがきっかけで夕焼けの草原とは、いつ争いが起こってもおかしくない、一触即発の空気が漂っていた。
お父様はそれを憂いて、なんとか関係を改善しようと向こうの国王と何度も話し合い、関係は持ち直しつつ会った。けれど……、
「姫様、ここはもう危険です。離れましょう」
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posted at 21:51:53
侍女の言葉に頷き、私は妹を促した。
「お父様とお母様は？」
「っ」
何気無い言葉に、私の心臓はズキンと痛んだ。
私と妹がいるこの奥の間は、外に繋がる隠し通路があり、本当の本当に緊急の時にしか使用されない。ここが使われたならば、もうこの国を捨てなければならない時だと教えられていた。
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posted at 21:51:53
そして私と妹をここに押し込めたのは、お父様とお母様だ。二人は王の間で、夕焼けの草原の……侵略者達と対峙している。……もう、二度と会えないかもしれないけれど。
「お父様とお母様の為にも、私達は生き延びなければいけないの。……分かるわね？」
幼いといえど、妹も王族だ。私が何を言いたい
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posted at 21:51:54
のかを理解して、瞳を潤ませる。けれどグッと唇を噛み、力強く頷いた。その眼差しに微笑み、
「いい子。……行きましょう、私が先に……」
ガンッッ!!!!
「っ！」
「ひっ!!」
扉が大きな音を立て始める。ついに聞こえてきた侵略の足音に、心臓が早鐘を打つ。怖がる妹を抱き締め、侍女を仰いだ。
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posted at 21:51:54
「……この子をお願い」
「姫様……！」
「ねぇさま!?」
私の言葉に二人は目を見開き、声を上げる。私が妹に声を掛ける前に、その手は私の服をぎゅっと掴んだ。
「嫌です！ねぇさまも一緒じゃないと……！」
「ここで王家の血筋が途絶えることだけは、絶対に避けなければならないの」
「でも……！」
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posted at 21:51:55
「二人斃れることを、お父様とお母様はお許しにならないわ」
言うと、妹は唇を震わせて涙を零した。その涙を拭って、
「……大丈夫。姉様を信じて」
細い体を強く抱き締めると、小さく頷いた。こうしている間も、扉を開けようとする大きな音が聞こえている。
「……絶対に後から来てくれますか？」
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posted at 21:51:56
「えぇ、姉様があなたに嘘を吐いたことあった？」
「……無い」
「でしょう？」
妹は頷いて、私から離れるとドレスを脱ぎ捨てた。万が一のことを考えていたのだろう、すぐに侍女が簡素なワンピースを着せる。
「絶対に追いついてくださいね」
「えぇ。……妹を頼みます」
私が言うと、侍女は頭を
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posted at 21:51:57
深く深く下げた。
「命にかえても、必ず」
その言葉に頷き、壁に隠されたボタンを押した。
「大好きよ」
「わたしもです、ねぇさま」
妹と侍女と、笑顔を交わす。
二人が隠し通路に入って、私はまたボタンを押してその通路を完全に閉ざした。
「……良かった」
これで、王家の血筋は守られる。
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posted at 21:51:57
私がどうなっても、あの子がいればこの国の血は絶えることはない。それに私が害されたところで、困る人間なんていない。なぜなら、
「……私は、王族じゃないもの」
私が扉に向き直ったのと、大きな音を立てて扉だった物が吹き飛ばされたのは、ほぼ同時だった。
何人かの兵が部屋に入って来て、
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posted at 21:51:58
私しかいないことに驚きの表情を浮かべる。やがて彼らの後ろから、背の高い男性が入って来た。
ライオンの耳に尻尾、濃い茶色の長い髪に褐色の肌、左目に傷が走った緑色の瞳。彼こそが、
「夕焼けの草原の第二王子……」
私の幸せを踏み躙った、憎い敵。
「……お初にお目にかかる、プリンセス」
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posted at 21:51:59
艶のある低い声は耳心地が良いけれど、今の私には憎い男の声でしかない。
「……殿下、妹姫が見当たりません」
「っ」
兵の言葉に体が弾むけれど、落ち着けと自分に言い聞かせる。
あの隠し通路の出口は王族しか知らないし、行き着く先は王家に忠誠を誓う人間の所だから、絶対に安全だ。大丈夫。
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posted at 21:52:00
「妹だけでも逃したか」
「……」
緑色の目が細められ、獲物を定める獣のようなそれに本能が怯える。けれど妹の元へ行かせない為に、私に課せられた使命を果たす為に、私は腰に着けていた短刀を手にした。
「慣れないモノを触ると怪我だけじゃ済まないぜ」
馬鹿にしたような声に、カッと血が上る。
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posted at 21:52:00
この人達さえ来なければ、今頃はあの子にプレゼントを渡して、家族の時間を過ごしていたのに。この人達さえ来なければ。
けれど、時はもう戻らない。
だから私は、自分に課せられた使命を果たす。
「……そうね。出来れば、痛いのが続くのは避けたいわね」
「っ！」
短刀を逆手に持ち変えて、
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posted at 21:52:01
心臓目掛けて突こうとした。けれど、
「えっ……!?」
持っていた短刀が砂に変わり、私の手の中から零れ落ちていく。
一体どうなっているのだろうか。唖然としてしまったその一瞬の間に、第二王子は私の目の前に来た。
「やっ…………」
舌を噛もうとした私より早く、彼の手が私の目に翳される。
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posted at 21:52:02
睡眠魔法だと理解した時には遅く、私の瞼はどんどん重くなっていく。眠るものか、屈するものかと目を開けようとするけれど、
「……今は寝てろよ」
膝が崩れ落ち、抱き止められた腕の温かさと耳に落とされた声に、何故か心から安心して、私はそのまま目を閉じた。
「…………やっと、取り戻した」
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posted at 21:52:03
万感の想いが込められた囁きは、もう私には聞こえなかった。
◇◇◇
「撤収だ」
「はっ！」
兵達が慌ただしく部屋から出て行く。
腕の中の華奢な体を抱え直し、その白い頬に触れた。細い体に白い肌、毛先に向かうにつれて癖のある長い髪、真っ直ぐな明るい茶色の瞳。
自分の記憶の中の彼女と、
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posted at 21:52:03
寸分違わぬ出で立ちに、柄ではないが感じ入ってしまう。
一国の姫が着るには質素なワンピースだが、落ち着いた色合いが彼女に似合っている。国に戻ったら、好きな服を作らせよう。
「あの〜、お取り込み中悪いんスけどねぇ……」
「なら後にしろよ」
背中に聞こえた腹心の声にそう言ってやると、
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posted at 21:52:04
「いや、無理言わんでくださいよ。……命令通りにしましたけど、本当にこのままでいいんスね？」
「あぁ」
この国は夕焼けの草原が滅ぼしたという、その証が必要だ。
彼女を抱き上げて部屋から出ると、玉座の傍に転がっている赤く染まったマントと杖、王冠を一瞥し、荒れ果てた王の間を後にした。
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posted at 21:52:04
城の裏手に止めていた車に乗り込み、運転席に座った腹心に「出せ」と命じる。
「……」
腕の中の娘は決して穏やかとは言えない表情だが、よく眠っている。暫く起きないだろう。
「……長かったっスね」
腹心がポツリと呟いた。その静かな声に含まれた想いを感じ、
「……あぁ、長かった……」
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posted at 21:52:05
華奢な体を抱き締めると、変わらない彼女の優しい香り。
もう二度と、離せそうになかった。
かつて夕焼けの草原には、愛し合う王子と少女がいた。
時の流れはやがてその縁を別ち、そしてまた結んだ。
かつての記憶を持つ敵国の王子と、王族ではない第一王女として。
これは、二人の絆の物語
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非公開
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原稿終わって描きたいの描けたし観たいものも堪能したし
明日からゆるゆる原稿再開しようかな！
時々他のお話描いたり寄り道したりすると思いますが
そろそろ本気で安さだを幸せにする為に準備したいと思います
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posted at 23:41:31
