あやめ@捻れた世界と時間遡行軍と戦う世界と猫世話係
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- 自己紹介 刀剣乱舞とtwstの深い沼底在住戦国畑産成人済(30↑)審神者兼監督生兼お猫様の下僕。ミュもステもアニメも好き。not腐。刀の推しは月と鶴と源氏と🐉他、twstは🦁🍩🐉⚔️🌹♥️🐺 RTのみや迷惑垢は報告→ブロック。無言フォロー失礼します(舞台チケットの応募券は交流のない方にはお譲りしません)
2023年04月12日(水)
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迷子になった監ちゃんが
兄ッポラに出会ったお話(再掲)
⚠️エー監♀
顔あり監督生
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タグ: twstプラス
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スペースのお知らせです!
5/3 東京ビッグサイト
SUPER COMIC CITY30
超Beckon of the Mirror2023
東4ホール き57b
ちよにやちよに
エー監の新刊とエー監とジェイ監の既刊もっていきます!
皆さんにお会いできるの楽しみにしてます🥰❤️
よろしくお願いします! pic.twitter.com/gV4b8ETXmu
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😳‼️ ツイチャンで緑川さんがお持ちになっていたねんどろいどが、ついに…!
22人揃うんですね。感動…【枢】
#ツイステ
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posted at 21:56:22
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だろう。
🦁の部屋と言われて通された部屋だが、大人であっても広すぎて少し寂しさを感じる部屋だった。
周りを見渡すとベッドの横にある椅子に子どもが読むには難しい内容だとその装幀からもわかる分厚い本が5冊つまれていた。
「この頃からこんなに難しい本を…」
🦁がどれだけ幼い時から国を思い
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posted at 22:04:06
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ながら過ごしたのか、その片鱗を見た気がして🌸は複雑な顔をした。
しばらくその本には何が書いてあるのかを呼んでいたら遠くの方で誰かが慌てた声で🦁を呼ぶ声がして🌸は慌てて本を閉じる。
程なくして乱暴に開けられ閉じられた扉の前に🌸の身長の半分くらいの🦁がいた。
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「…?誰か、そこにいるのか?」
「あはは、かくれんぼはすぐバレちゃいますね?🦁さん。」
「?!し、侵入者…?」
幼いながらも持ち前の警戒心を剥き出しに唸る🦁。
初対面の時の🦁を思い出して、ふふと笑う🌸に首を傾げる。
「怖いことも痛いこともしません。大丈夫です。」
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「??」
「私には魔力も何も無いですからハッタリではないですよ?本当に何もしないですから。それより🦁さん、隠れなくていいんですか?」
「?!!誰にも言うなよっ!」
🌸の言葉に現状を思い出したらしい🦁は慌ててベッドに潜り込む。
ここにいますと言っているような隠れ方に可愛すぎて🌸
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は現実の🦁のふて寝の光景と重ねながら微笑んだ。
程なくして部屋を訪ねてきた使用人。
おそらく🦁を呼んでいた誰かに呼んでくるように言われたんだろう。
「🦁様!…?いらっしゃらない?…おかしいな…こんな苦労、🐋様の時はなかったのに……」
そう呟きながらまた出ていく使用人。
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🌸は物言いたげな視線を扉に向けていた。
「……🦁さんは🦁さんなのにね、ほんと。」
ここが🦁の部屋で幼き🦁がそこにいることをつい忘れて🌸が呟いたその言葉は🦁の耳にも届いていて。
「……そんなこと言うやつ、ここじゃお前くらいだぞ。」
「へ?あはは、口に出てましたね。」
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「…お前は俺が怖くないのか?」
「怖くないですよ??」
「…おかしなやつ。」
そう言いながら喉が鳴っているのだからもう🌸は我慢できずに被っているシーツごと🦁を抱きしめる。
「🦁さんはそんなことしない。」
「…わからないぞ?気が変わればやるかもしれない。」
「ふふ、そうね。だけど🦁
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さんはしない。」
「どうして言い切れるんだ?」
「誰よりも国のことを思っていることも誰よりも誰かのことを考えていることも知ってますから。」
「……ふーん?」
モゾモゾとシーツの中から這い出てきた🦁はここでようやく🌸を覗き込む。
「?どうしました?」
「…その感じだと俺の未来を知っ
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てる感じだな?未来の俺はどんな感じなんだ?」
どう伝えるべきなのか、少し悩んだ後、🌸はそっと覗き込んできた🦁の手を握った。
ビクッと少し身を跳ねさせた🦁に、🌸は心が痛む。
その理由を痛いくらい知っているからだ。
「…めんどくさがり屋さんで、お昼寝大好きで、お肉大好きで、かっこよく
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て優しくて、たくさんのことを知っていてよく私を助けてくれる人、かな?まだまだあるんだけど上手く言えないや。」
「へぇ?じゃぁ未来の俺は相当お前に気を許してんだな。」
「そうなの?だと嬉しいな。」
「俺は兄貴みたいに愛想振り撒くのなんてやだからな。気を許すのなんて
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いつか俺が決めた番だけでいいんだよ。」
ー俺は兄貴のやつみたいに愛想なんてねぇが…お前にだけは振り撒いてやってもいいなんて柄にもなく思ったことはある。ー
いつの日かの会話で現実の🦁がそう言ってくれたことを夢の中の幼き🦁が言ったのを聞いて🌸は一瞬驚く。
「ふふ、それ、未来の🦁さん
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も言ってましたよ?」
🌸が思わずそう伝えると、
「今俺が言ったから俺の方が先だ。未来の俺に伝えとけ。手、離すなって。」
「?!」
「俺はそれまで地獄みたいなこの場所で生き抜いてやるってよ。」
色んなことをもう知ったあとの時期の目の前の🦁は先程までの幼さはどこへやら、急に大人びて
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挑戦的な眼差しで🌸を見据えてそう言う。
🌸は握ったその手を両手で包み、微笑む。
「じゃぁ私は目の前にいる🦁さんに誓わないといけませんね?この手を離さないって。」
「ハハッ!お前、面白いな!後で後悔しても知らないからな!」
「しませんよ。🦁さんのこと、とても大好きですから。」
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「なっ…///」
「??可愛い、🦁さん。」
「〜っ///俺にそんなこと言うやつ、お前くらいだぞ?俺を見るなり、みんな陰口ばかりだしこの力を怖がるばかりだ。」
「それはあれですね、皆さんきっと🦁さんの価値に気づいてない可哀想な人たちなんですよ。🦁さんのその知恵も力も評価されるべきもの
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です。私が保証します!」
「ハハッ、んとに面白い。そんなに褒めちぎったって何もやれないぞ?」
「いいえ、十分私はもらってますよ。こんなふうに堂々とすることができるようになったのも、未来の🦁さんのおかげですから。」
「へぇ?じゃぁそうだな…少し待ってて。」
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🦁はそう言うと🌸の腕から抜け出して引き出しから小さな箱を持ってきた。
「未来の俺が見たら砂にしそうだけど…これ、やるよ。俺が初めて物を砂にしてチェスの駒に固めたものだ。俺の力を怖がらずに褒めてくれたのはお前だけだから特別にやる。一個しかないから大事にしろよ。」
「ふふ、ありがと
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うございます。大切にします。…なんだか眠くなってきましたね…」
「なら一緒に寝るぞ。俺もちょうど眠くなってきたからな。」
「ふふ、おやすみなさい、🦁さん?」
「あぁ、おやすみ、未来のお姫様?」
「そういえば、名乗ってませんでしたね。私、🌸って言います。」
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「🌸、そうか、お前は🌸って言うんだな。ちゃんと覚えたから忘れるなよ?」
「忘れませんとも。さて、寝ましょうか。」
「あぁ。」
それからすぐに寝ついた🦁。おやすみ3秒はこの時にはもう備わっていたらしい。
誘われるまま隣で同じように眠りについた🌸。
今度は眩しさに負けて目覚めたそこに
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は見慣れた天井と嗅ぎなれた優しい匂いがあった。
「やっと起きたかよ、寝坊助姫。」
「っ///ひ、姫だなんてそんな柄じゃないですよ。夢の中で幼い🦁さんとたくさんお喋りしてました。」
「へぇ?ちいせぇ俺は何言ってたんだよ?」
「その手を離すなよって、気を許すのなんていつか俺が決めた番だ
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けだからと砂で固めたチェスの駒をプレゼントしてくれましたよ?」
「…!ちょっとここで待ってろ。すぐ戻る。」
なにか心当たりがあったのだろうか。🦁は🌸の言葉を聞くなり驚いた様子で急いでどこかへ向かった。
やがてすぐに言葉通り帰ってきた🦁は🌸に手を差し出すように言う。
「🦁さん、
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これ!」
「…俺が初めてこの力を使った時に作った砂で固めたチェスの駒だ。そうか、その手を離すな、てか。ちいせぇ時の俺もまた🌸を気に入ったわけだ。」
🌸に手渡した🦁は泣きそうな顔をしながら🌸の髪を撫でる。
「…俺の目に、狂いはなかったってことだな。🌸。愛してる。」
シンプルに伝え
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られたその言葉は🌸のずっと深いところまで流れ込み、とても暖かいものを感じた🌸。
「私も🦁さんを愛しています。」
そう言って夢の中では出来なかったキスを🦁に贈った。
End
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