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大本薫 Kaoru Ohmoto

@sunamajiri

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  • 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
Favolog ホーム » @sunamajiri » 2012年07月10日
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2012年07月10日(火)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

あたかも(精神)現象学の術語(現象・地平・相関・世界)は、その他の標識的・量的な存在や信憑という哲学用語が隠蔽する〈あるもの〉を現出させるために布置されているように見えるけど、おそらく炙り出されるのは懐疑の方ね。

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posted at 06:38:19

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

現象の地平、懐疑という錯覚が見えること。

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posted at 06:32:17

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

去年ツイッターが陰謀論の言説分析のようだったが、結局デカルトを認識論に転回させた懐疑論は、國分氏がt.co/XoPSgg7x (地平を)示唆するように、陰謀論と一貫する地平、つまり現象の地平とか世界が見えることというのも懐疑が(錯覚として)炙り出されるような感じね。

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posted at 06:30:36

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

視点という文学的現象ならいざしらず、なまじ現象の地平とか相関物という、高校教科書に頻出する評論用語より、回避、排除、とかのフロイト→ポスト構造主義読みのタームのほうが、気持ちがいいのだけどねー。実在性の量や疑心暗鬼(懐疑論)や心理学は、構築にしか見えない。

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posted at 02:45:28

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

それにしても、ハイデガーのせいか、フッサールにせよ、メルロポンティにせよ、日本人はまりすぎてません? 全部〈相関物〉にする勢いですよ。高校国語教科書なんて現象学用語だらけで、高校生かわいそう(^-^)/ RT @aoinatsunosora:

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posted at 02:34:24

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

私はデカルトとの比較文学読みになっちゃうけど、それよりアメリカでこんな現象学流行ってました? 日本人やたらハマるみたいですが。@aoinatsunosora: 長い間読み続けて、やっと広大なジグソーバズルのいくつかがはまるだけです。海外の研究文献も妙におよび腰のものが多いですよ

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posted at 02:29:13

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

そうですね、独りよがりに分かってる、憎い男ってキャラね。メルロポンティーw @aoinatsunosora いきなりCollege de Franceの哲学教授に大抜擢された飛び抜けさで「自分のために」語り続けますからね。ぜんぜん説明してくれない。笑

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posted at 02:19:51

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

心理学説をスルーしてても、どうにか読めるのは、スピノザからデカルトのコギトを相対化した直後だったからだなー。その意味でスピノザと國分氏の方法の威力はいまさらながらすごいと思う。@aoinatsunosora 一冊読むために100冊読むはめになります。笑

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posted at 02:18:11

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

このように、哲学テクストでも、物語テクストと同様、どんな挿話が前景化され、あり得るべきどんな例え話が、回避されていたか、という読みしか、意味があるとは思えない。新規な挿話はたいてい誤解だったりするように見える。

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posted at 01:50:31

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

たとえばメルロポンティが、主知主義は経験論の論駁だという批判の件で、デカルトの蜜蝋の例が、スピノザが批判したのと同様の方法で、標識の問題として論難される。そこではスピノザ同様、反省が取り出されるのだが、論難されているのは蜜蝋に対するデカルトの科学的な方法論だ。

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posted at 01:31:11

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

おそらく、國分功一郎氏のスピノザ論は、かなり現象学的だ。というより脱構築的なのだが、脱構築的ということは、回避された現象の抽出であり、それがスピノザのコギトに見える。

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posted at 01:29:41

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

メルロポンティが、知覚の現象学序論で、純粋感覚や注意や判断とかいうのも、批判対象である認識論や主知主義が、そうした用語で回避してきた現象を問題にするためだが、それを問題にするためにも、デカルトの標識論に言及せざるを得ないのだが、スピノザが批判したのも同じ点だからだ。

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posted at 01:29:10

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

12年7月10日

國分さんがt.co/1pKNLsta といっている、いわば懐疑の解決というのが、スピノザのコギトということになるが、メルロポンティにいたる現象も、別段他のものであるとは読めない。

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posted at 01:06:19

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

12年7月10日

懐疑論といえば、フランスにいたときにRichard H. Popkinの懐疑論についての研究を使ったら、バリバールから「この人はJFケネディーの暗殺事件とかをやっている人だ」と言われた。要するに色物扱いだった。でもポプキンおもしろいよ。歴史探偵。邦訳はあるのかな?

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posted at 00:53:11

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

12年7月10日

Cogito, ergo sumからEgo sum cogitansへの書き換え。ここにどれほどデカルトとスピノザの哲学的立ち位置の違いが反映されていることか。ここにあるのは、懐疑論者を論駁しようとした哲学者と、「懐疑論者なんてシラネ」と言い得た哲学者の対立なのだ。

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posted at 00:48:57

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

12年7月10日

最近の高校の倫理資料集は『デカルトの哲学原理』のことが書いてあるらしい。「スピノザはデカルトの言うCogito, ergo sumを、Ego sum cogitansと理解せねばならないとした」とか書いてあるそうだ。すごい。でも高校生にそれぐらい難しいことを勉強させるのは賛成だ。

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posted at 00:45:44

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

12年7月10日

この前の土曜日は朝カルで『デカルトの哲学原理』について話をしました。あの本はデカルトとスピノザの関係が実に複雑で、デカルトの『哲学原理』を論じるとあるけど、実際には「諸根拠」を論じていて、「諸根拠」は神から始まるけどスピノザはコギトから始めてとか…。

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posted at 00:39:27

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