大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2016年07月08日(金)
これをハイデガーは、形式論理学に対する反駁として行っていて、告知されざる形式論理学は、形式性の告示ではない、という命題にしているわけ。これが基礎存在論(存在と時間)で言われていること。
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posted at 22:53:29
日本語に直すと、宗教でも科学でも他力本願をすれば破滅してしまう。人間にはもっと底力があって、それは常に襲ってくる破滅に対して、備えあれば憂いなしのように、正しい気構えをもつことだ、というような思想。
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posted at 22:51:43
要するに、人間が時間に対して無力だと語るギリシャ以来の思想を反駁するのに全力を注いでいるということなのだが、アウグスティヌスの時間論でも、カントの時間論でも、パウロの好機(カイロス)は捉えていない、それでは人間が無力だということだ、といっているわけ。
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posted at 22:50:04
他力本願であれば終末論の時間性に頽落するが、日本語の「備えあれば憂いなし」ということを、時間性であると捉えれば、終末論のような破局を克服する力が人間に備わっていることになる、とのたうち回って語るのがハイデガー。「想定外」だと時間的ではない、何か別の思惑だという意味ね。
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posted at 22:40:54
ちなみにハイデガーが本来的時間というパウロ、テサロニケ信徒への手紙とは「無事だ、安全だといっているその矢先に、突然、破滅が襲うのです。決して逃れられない」という箇所ね。神が現れることではなく、あくまで人間の心構えの問題だ、という点をハイデガーは時間性と呼ぶのだ。
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posted at 22:30:16
そんな、いきなりパウロからはじめないでよ、ハイデガーじゃあるまいし。youtu.be/VqUaWNEJlaU まあハイデガーの場合、ヘブライ人への手紙ではなく、テサロニケ信徒への手紙こそ本来的時間性だというのだけどね。 pic.twitter.com/44XthEL9eI
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posted at 22:23:06