大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年02月02日(月)
もちろん、ハイデガーが実存ではなく気分を始原的に記述できたのは、近代文学があったからでもあるが、哲学の世界ではハイデガーまで、神以外は記述されていないといってもいい。実存ではなく気分が記述されたのはハイデガーから。しかも以後は暗号化される。@LitoSnowfield
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posted at 11:51:21
暗号化された直接の背景は、ハイデガーのタイミングでナチズム(シオニズム)の問題が末期的になったからね。フランスの現代思想はハイデガーの暗号化のようになってしまった。しかし、暗号化される前の気分は、ハイデガーが初めて記述したようなもの。@LitoSnowfield
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posted at 11:52:59
分解できないということ(概念)は、何のことなのか?という命題があるのだが、天界の記憶の忘却=イデアを、そんな馬鹿なといったアリストテレスが霊魂といい、カントは分解できないことを、霊魂から救い出し、デカルトの神といっただけだが、それがモダン。@LitoSnowfield
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posted at 11:55:35
しかし、それでは時間に初めと終わりがあることになってしまう(創造主がいることになる)ので、ハイデガーは時間だけを厳密に分解できない概念にするのだ。そこで出てくるのが気分なのだ。この気分はいわばポストモダンの始まり。それまでに記述されたことがない。@LitoSnowfield
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posted at 11:56:40
ところが、現代においては気分というのは、文学からサブカルまで、大量に流通しているので、ハイデガーが言ったことが埋もれるのだ。二度目の存在忘却なのだが。気分とは何かと書けているのはハイデガーなので、それ以外で気分を問題にすると埋もれるからなのだ。@LitoSnowfield
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posted at 11:59:05
しかし、シオニズムの問題があるため、このハイデガーの気分、あるいは時間の問題は、戦後はフランス現代思想の暗号的な語りの中だけで継承されたのだ。東の郵便論が優れているのは、それをわざわざ再話する対話者を要請できた点なのだが、みんな幽霊化しているのだ。@LitoSnowfield
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posted at 12:00:52
現代では気分など当たり前だが、ハイデガーまで記述されたことがない、と驚くリトさんだったが、リトさんの言い方で面白いのは、世界は気分を催す観察者がいるから世界だが、存在は観察者(現存在)より先行して存在している、という両方を言い当ててたからなのだ。@LitoSnowfield
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posted at 12:17:24
気分について語るのは今では常識だけど、東洋の方が先駆的だというのは、あほだよね。気分というのは、無から始めないこと、というたったそれだけのことだが、それは西欧でも東洋でも、ハイデガー以前に明確に書かれた試しがない、ということだから。@LitoSnowfield
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posted at 18:24:05
無ではないことが気分なので、たとえば不安や恐怖が身の危険や存在の危機のように常識になった時代に、なおさら「退屈」してしまうというなら、それは気分が何であるのかを誤解しているというだけのことなので、たとえば修行なんかで解決できるわけないものね。@LitoSnowfield
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posted at 18:43:18
無は最大の雑念だからね。修行文化というのは、カントを経ないイギリスの因果論が、アメリカを経由して入ってきたスピリチュアル文化のことだが、気分は情動のように晴らしたところで、無くなりはしないからね。@LitoSnowfield 不安がなくなったというのとは違いますからね〜
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posted at 19:01:25
単純に、無(から始めるること)では神しかいなくなるからね。「無から始めないこと」というのがハイデガーの気分の定義そのものだが、それをどう受け取るか。メルロなども晩年「無から出発しないこと」と書いてるね。@LitoSnowfield pic.twitter.com/VhIswTEKbR
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posted at 19:19:19
端的に無我では自我以外の神要請だからね。つまり無から有が生まれてしまう。このハイデガーの無、メタ存在論は、私が知るかぎり丸山文隆『無についてわれわれが語るときわれわれが語ること』のtwitter.com/sunamajiri/sta... が一番美しかったよ。@LitoSnowfield
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posted at 19:31:47
2015年02月03日(火)
そんなこといってたの? そうそうインテリでもディレッタントでも、たいていハイデガーに煙にまかれた引きこもりのことだから。それどころかフェチとかエコノミストとかもね。@LitoSnowfield 渡邊先生によるとインテリはハイデガー以前なんだなぁ〜(・o・)>ほ〜
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posted at 17:15:04
極めて端的に、ハイデガーが中田光雄氏のいうような反地動説であるなら、煙に巻かれたインテリやフェチストというのは、自分自身から世界から宇宙まで、すべて眼前存在にしてしまう地動説の威力で、強固に神を求めて大口を叩く連中よ。@LitoSnowfield インテリはハイデガー以前
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posted at 17:23:50
その点で、反地動説としてのハイデガーというのは、観念論の極北というか、従来の観念論の不徹底を、いわば脱構築するようなシロモノだからね。それが観念論であるのは明確なのだが、あまりに徹底しているので、従来の観念論の不備を浮き彫りにするような観念論。@LitoSnowfield
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posted at 17:51:11
@sunamajiri 発端は科学と宗教の対立があった際にどちらを信じるか?という統計地図のtweet twitter.com/Kelangdbn/stat... があり、それに対して渡邊先生独特なtweetの“科学も宗教も信じるのがインテリ”があったのでした(*^o^)/
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posted at 17:59:33
どちらも信を要請しているだけの科学と宗教の対立では、信と思考の対立という問題が被覆されるからね。それでは自分を宇宙のように存在者の全体で捉える企投だね。「全体における存在者」への被投、つまり自分がいない。@LitoSnowfield pic.twitter.com/1Ul81PaE30
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posted at 18:07:07
@sunamajiri ひとつ意外だったのは今日的なインテリであるのならば当然にハイデガー地平からの視点を得ていると思ったのでしたが、煙巻かれなのですか〜(*^o^)>
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posted at 18:11:58
どちらが新しいか、つまり新旧で時間の問題になるのだが、地動説の方が近代的で新しい、しかし因果律への批判なので、原因は未来への先駆のように逆転の関係とされ、新旧で捉えると被覆される。@LitoSnowfield 新しい地平からの視点で見る試運転
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posted at 18:19:02
むしろディレッタント(好事家)かどうかだろうね。ヒトラーはディレッタントといわれていたのだが。つまりいい加減な読みしかできない人はゴマンといるということなのだが。分からずにインテリの口調の人はツイッターなんかでも多数派だよ。@LitoSnowfield
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posted at 18:21:16
瑣末な話題で例えると、センター試験などでは、ハイデガー読みこなせた文が必ず出題されて、国語を測定するのだが、そうとはしらない予備校の模試などでは、ハイデガーが読みこなせていない文も随分出題されてしまっていたようで、受験生が混乱するとかね。LitoSnowfield
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posted at 18:28:51
進化論のような時間の捉え方そのものが疑われているので、どちらが新しいかといえば、もちろんカントよりハイデガーの方が新しいのだが、そういった哲学史観そのものを覆すために記述するとどうなるかということで、新旧という言い方は極めて不十分ということ。@LitoSnowfield
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posted at 18:31:19
そのとおり。中田光雄の説明ではハイデガーを反地動説とかカントの転回に対する新転回と記述するのだが、ハイデガー自身にはそのような記述は存在せず、新転回を実践できているのだ。後者の方が重要。@LitoSnowfield 新転回の新も何かを隠してしまっている可能性もあり…とか?
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posted at 18:34:09
それを説明的に記述すると、どちらが新なのかという固有名の歴史観しか記述できないのだが、説明的にならないように記述すると時代に固有でない本質が記述できるのだが、それはどう記述すればできて、それはどういうことかということ。それがハイデガーにだけ存在してる。@LitoSnowfield
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posted at 18:39:54
昨日の「無から始めないこと」twitter.com/sunamajiri/sta... という、ライプニッツがデカルトから取り出した、命題があるのでね、その「無からはじめないこと」だけを徹底すると、因果的な新旧という時間が完全に解消するというだけのことよ。@LitoSnowfield
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posted at 18:43:16
@sunamajiri “無から始めないことを徹底してゆくと因果的時間を完全に解消できる”…お〜すごいスピード感(*^o^)/ と…スピード感というのも時間的な言葉であるので困りますが(笑)
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posted at 18:48:41
だから、昨日twitter.com/sunamajiri/sta... を読めば、遂行意味がわかるよといったのよ。無から始めないで記述を遂行すると、どうなるかという苦労話として受け取らなければならないからね。最後に手許性が解消するのだが。@LitoSnowfield
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posted at 18:52:23
無から始めないで記述を遂行するとは造物主を想定した地動説を撤廃するということだが、それをそのものとして記述するにはどうするかという苦労話が『存在と時間』の手許性。それが同時性に解消twitter.com/sunamajiri/sta... すると気分だけになる。@LitoSnowfield
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posted at 18:54:45
それは、丸山文隆の立論でさえ、ハイデガーの記述の遂行より、読みづらさがあるからだよ。ハイデガー自身の記述は、おそらく今日もっとも平明な記述法。一昨日いらした時言ったように、告知して遂行して解決すると次の告知と整然としている。@LitoSnowfield 実は…2ページ目で寝落ち
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posted at 19:00:54
逆説すると、ハイデガーはテクストを論じないのだ。形式的告示をして解釈をするだけなのだ。そして問題を整理すると、次の告知になる。現存在分析が解決すると存在が告知される。告知は定義よりも平明なのだ。ちょうど東のインタビューでデリダについて~ @LitoSnowfield
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posted at 19:03:52
~東のインタビューで、デリダが宛先を限定したテクストだけを、脱構築しようとした、といっているわけだが、ハイデガーはそのいわば真逆。つまりハイデガーを註解することしかできなくなった、ということなのだが。@LitoSnowfield pic.twitter.com/9AWf9uVwfx
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posted at 19:11:30
つまり、ハイデガーはテクストを註解せず、形式的告知をすることで解釈を解消し、次の告知を志向する形式に専念できるのだ。しかし、ハイデガー以外の記述の遂行では、ハイデガーのテクストを註解するので、いわば読みづらいのだ。丸山文隆でさえもね。@LitoSnowfield
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posted at 19:14:02
まあ、ハイデガーだけが読みやすいのは、不徹底な観念論(造物主を想定した地動説)を完全に撤廃する、同時性twitter.com/sunamajiri/sta... を厳密に記述したからだけど、残るは気分だけだから、インテリのような中途半端な観念論になるなら、読まずに気分に徹してる方がまだよい。
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posted at 19:34:11
文字数オーバーで、リトさんのID @LitoSnowfield を割愛したのだが、東の最新インタビューpic.twitter.com/9AWf9uVwfx のように、ハイデガー以外は宛先がないと触れられないことが生まれたということなのだ。その点で、レスが基本のツイッターは優れている。
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posted at 19:39:05
@sunamajiri あはは(*^o^)> デリダさんの講演前置き(笑) そいえば…Twitterで特定アカウントへの送信でなくとも誰とはなしに送っているようなエアリプになりがちというのは面白いですね〜(*^o^)/
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posted at 19:45:37
そうそう、エアリプには非明示的とはいえ宛先がありそうよね。というより、宛先を伏せられるから、宛先へのリプになってそうよね。デリダは宛先があるみたいだが、ハイデガーには宛先がなさそう、というのが面白かったのだが、ツイッターは宛先あるね。@LitoSnowfield
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posted at 19:51:46
@sunamajiri まぁ実際にエアリプしていると…様々なパターンがありはしますが…とくに特定のアカウントへのreplyではなくともある特定の何者かへ送っている感じもありますね〜(*^o^)>
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posted at 19:55:28
ツイッターに限らず、特定の言葉が浮かぶってそういうことだからね。そのあたりも、『存在と時間』のたとえば「巷談」のあたりで、主題的に解消されてるよ。まあ、それで沈黙というよりゾルゲなのだが。@LitoSnowfield ある特定の何者かへ送っている感じもありますね〜
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posted at 20:02:00
そのように、ハイデガーの使用前使用後というか、未読というのは言葉が浮かばないということに等しいのだ。モダン以降はハイデガーを通過しないと、単に言葉が浮かばない。@LitoSnowfield
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posted at 20:08:49
いや、輪読会は講演ではないから、かなりテクニカルだったはずよ。ただし丸山文隆氏は、メタ存在論に至るハイデガーのテクストクリティックが厳密twitter.com/sunamajiri/sta... で、どのように黒ノートをクリティックするのかは、興味あったのだが。@LitoSnowfield
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posted at 20:13:50
昨日twitter.com/sunamajiri/sta... も言ったように、たとえば19世紀の仏文学や、さらには先日言ったようにフロイトが記述しようとしてできなかったことがあり、それをハイデガーは克服してるからね。だから言葉は浮かんでこないはずね。@LitoSnowfield
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posted at 20:18:09
地動説の克服だが、たとえば東のインタビューだと「固有名が伴う確定記述の訂正可能性、歴史修正主義は、フロイトの分析学の知(トラウマによる記憶の修正)」ということになるのだが、ハイデガーはそれがなくても克服してしまっているので、インパクトが凄すぎるのだ。@LitoSnowfield
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posted at 20:31:25
日本だと、戦前の京都学派の問題だけれど、哲学少女さんと黒沢さんの対話twitter.com/ecila808/statu... を見てる分には、やはり後期なのか西田だと、神が要請されているように見えてしかたがないのだ。ハイデガーにはそれがない。@LitoSnowfield
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posted at 20:38:32
私は単にハイデガーの読書メモをしてるだけで、布教してるわけではないのだが、メルロ用語では呼び掛け合いというそうだが、ハイデガーを読みたくない理由をあれこれ列挙する人が湧いてしまう。しかしそれはただのインテリtwitter.com/LitoSnowfield/... で、私はそれは関心がない。
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posted at 23:51:51