大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年02月04日(水)
読書メモをツイートするのは、一重に現代文において読みとは何かtwitter.com/sunamajiri/sta... という関心から、読めないということをひたすら浮き彫りにさせようとしているだけで、それを個人攻撃とか何かの誤解をする人が湧くのでは、商売上がったりというだけ。
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posted at 00:20:54
ところで、リトさんが、フルートの世界を外面的にみていたときには、まるで誤解していたが、いざフルートの世界に飛び込んでみると、その世界の癖のようなものが、言わずと知れるようになった、といっていたが、これが被投。@LitoSnowfield
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posted at 12:57:24
実践では前ハイデガー的なのだ。被投twitter.com/sunamajiri/sta... というのは、飛び込むまでは分からないということだが、ハイデガーに飛び込まない人が多い。にも関わらず、みんな飛び込んでいる。投げ入れられているという言い方もするほど。@LitoSnowfield
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posted at 13:10:17
ハイデガーは読まずとも、地で行ってしまっているというところが、西欧の他の著述家にはない面白さがあるのだが、要するに自由意志で何かを経験する話ではない。そんな実践的な主体性では、とてもじゃないが飛び込めない。それどころか投げ入れられていたりするのだ。@LitoSnowfield
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posted at 13:12:31
しかも、こうした被投性について、他の誰よりも理路整然と言い当てている。だから投げ入れられた世界について、その世界の中心で何か経験談をしようものなら、誰でもハイデガーの言葉を使っている。ザラデルが旧約よりも威力がある、というほど誰も逃れられない。@LitoSnowfield
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posted at 13:16:09
つまり、投げ入れられているにも係わらず、その世界について語れないというのは、ただ単にハイデガーの論理を熟知していない、というだけになるのだ。もちろん、独力で、同じようにその投げ入れられた世界について語る天才ならよいのだが、たいてい出来ない。@LitoSnowfield
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posted at 13:21:21
そうやって、言い当てられないことで、神を生み出してきたらね。しかし、ハイデガーが言い当てるのは、企投に対する被投でも、存在者の全体に対する全体における存在者でも極めて論理的。別にハイデガーでなくても条件さえあれば可能だが、誰も条件を備えていなかった。@LitoSnowfield
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posted at 13:26:17
むしろ問題は、ハイデガーにしか語れないことでもあるので、みんな投げ入れられた世界について語ることを避けてしまい、たとえばツイッターなどでも挨拶ぐらいしか交流がなくなるような事態なのだ。それについて東の最新インタビューは的確すぎて笑ってしまうほどだ。@LitoSnowfield
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posted at 13:27:35
東のインタビュー後半はもっと痛快だ。要約して紹介したくてうずうずするほどだが、きっかけがないとなかなか言及しずらい。それでハイデガーの話から導入しているのだが、投げ入れられてきたかしらね?(笑)@LitoSnowfield
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posted at 13:31:55
東のインタビュー前半は、固有名の訂正可能性=歴史修正主義としてのハイデガー~デリダに投げ飛ばされるのだが、後半は身近なネットの話題で、ツイッターで挨拶だけになることや、「反自民」という大合唱、「公共性」を抽象化するリベラリスト、への批判だよ。@LitoSnowfield
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posted at 13:39:31
私が日本はロマン主義過ぎると批判する時によく引き合いに出す、アリストテレス用語の「タブララサ」からインタビュー後半になる。人間は白紙で、学校は公共性を教育するというロマン主義が、どんなものを生み出したか。@LitoSnowfield pic.twitter.com/TvkT4HoCLw
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posted at 13:58:56
簡単に要約すると、人間をタブララサ(白紙)と前提し、公共性を教育するという曖昧なリベラルが、知識は白紙ではないが公共性のないオタクの歴史修正主義や陰謀論を必然化し、逆に知識が白紙で公共性だけの政治家が跋扈する時代になった、ということ。@LitoSnowfield
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posted at 14:02:42
デリダは公共性がないという話からだが、ハイデガーのナチズムを批判したハーバーマス、アーレントは公共性だけを曖昧化してしまった。そのために、新たに公共的タブララサが強いられた、ということなのだ。そもそもタブララサは前世の記憶=イデアの否定でしかない。@LitoSnowfield
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posted at 14:11:39
前半の歴史修正主義=創造性が、後半で非公共的オタクに対するタブララサの政治家の公共性。ネットが真面目な挨拶になり、アーレントのスペクテーター(観客)が幽霊(スペクトル)に、という話。@LitoSnowfield 挨拶だけ現象(笑) pic.twitter.com/yhS3VfQPon
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posted at 14:40:55
2015年02月05日(木)
東のインタビュー読んでるの? それお尻のあたり、東が「(有用性ではなく)愛だ」とか「生のコミュニケーションが大事とか普通のことを言うようになった」とか言ってて笑うよ。しかし結論部分はもっと絶妙。@LitoSnowfield あ…現代思想のインタビュー
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posted at 04:53:10
一頃はテレビに出ても、若者代表でネットを賞賛する側にでっち上げられるのが疲れて、テレビも出たくないとか言ってるよ。ソクラテスのように、目の前の少数の人と語り合えれば、それでいいんだって。それが有用とも思ってないらしい。自分が楽しめればいいと言ってるね。@LitoSnowfield
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posted at 04:58:51
東のインタビュー。大学は有用性だけになり、ネットは公共性だけになり、より良く生きることである哲学に居場所はないと言ってるね。必然性は有用性などリアルタイムにはなく、消えろといったらソクラテスのように消えるもので、後から分かる責任のことだ、と結んでいた。@LitoSnowfield
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posted at 05:34:18
いや逆に、有用性のなさ=固有名の解釈不能性の境地に達して、ソクラテスと同じように、眼前の人と語り合うのが充実してるそうですよ。ただしソクラテスのようには消える(自死)つもりはないらしい。それは市場が芸術を許容するように、片隅で充実できるからだそうです。@LitoSnowfield
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posted at 05:41:55
哲学はソクラテスが2~30人を前に喋り「あの人が喋ることはよくわからないけど、パッと世界が開ける感じがしないでもない」という基本に戻るべきだが、それは大学の知とは正反対だ、その生き方が充実できればいい、と言ってるね。ジャズライブみたいなものね。@LitoSnowfield
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posted at 05:50:28
公共的に捉えようとしたら、どんなことでも「なんだかわからないこと」だからね。リベラルが公共性を教育した結果、公共性のないオタクと公共性しかない政治家という、わけのわからない世の中になったので、それよりも私的にパッと視界がひらける感じを重視したいらしい。@LitoSnowfield
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posted at 05:59:12
いや、柄谷は「可能性の中心」だけで「可能性の条件」(いずれもカントの中心的な用語)で、カントに遡行して、それを克服したハイデガーを回避しただけで、あまりパッと開けてる感じはしなかったけどね。@LitoSnowfield
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posted at 06:04:33
それにしても、東の世代は気の毒よね。あの世代はリベラル教育の成れの果てでモンスターが増産されたし、また柄谷の世代と東の世代の中間である、私たちの世代は、そういうパッと開かれることに関心がないというか、そういうことをやらない。眠っているというか。@LitoSnowfield
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posted at 06:07:48
というより、柄谷の世代も東の世代も、パッと視界が開ける悟りの境地を模索してるように見えてしかたがないのだが、そんなもん予めパッと開けてるのであって、寝てても変わりはない、強迫が全くないという感じがあるね~。あらかじめ開けてるでしょ悟りなんて。@LitoSnowfield
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posted at 06:11:45
時代的なタイミングの問題だと思うのだけど、柄谷の世代だと、整理されていない言説の交通整理が宿題としてあり、東の世代だとネットなど新しいメディアが宿題になった。その中間の私たちの世代って、宿題がなかったのよね。予め迷いもないし悟ってたわけで。@LitoSnowfield
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posted at 06:14:30
私など小中学生の頃からずっと、この達観は何なのか、予め全智であるようなある種の境地は、なぜ私たちにあるのか、ということしか考えたことなかったものなー。迷いがある人達が信じられないというか。なんでそんなに分からなくなるのだろう、という。@LitoSnowfield
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posted at 06:18:16
あまりにも迷いがなく、達観しかないので、迷うということは何らかな葛藤やパッションなのか、とかずっと考えてきたけど、確かに恋愛とか青春とかにはそれがあるにはあったが、それでも別に何かに迷うよりは達観してたな。それも苦しいと思ったことがない。アホみたいね。@LitoSnowfield
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posted at 06:21:39
やはりあれは男子病なのかね、迷いというのは。何をそんなにモヤモヤして躊躇したり、葛藤しながら何かを訴求したいのか、そういうパッションはまるでない。かと言ってそれが何かも全て分かる。完全に全智。カワイイと思える人もいるが、いい加減にしろよという人もいる。@LitoSnowfield
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posted at 06:27:34
東のインタビュー、最後の方に、娘にとっては(出生は)必然性だが、親にとっては妻も、セックスも必然性というわけではない、という話が出てくるのだが、そこで息子だとぐずるのよねきっと。まあインタビューお読みください、読みやすいですよ。@LitoSnowfield
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posted at 06:35:57
その『存在と時間』の未完部分の問いは、『カント書』twitter.com/sunamajiri/sta... の問題です。お読みになりました? @jeanbeauty2 カントの総合判断の確実性は、因果性による必然だ、という理解が、妥当か、純粋理性批判から、探しています。
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posted at 18:55:32
因果とか必然性は、東の最新インタビュー末尾でも反復された古名で、なぜか仏教徒が喜ぶ。因果はカントが純粋を論じる際に要請された古名だが統覚になってしまった。その不純はハイデガーが解決ずみです。つまり被造物という因果律の問題は必然的ではない。@jeanbeauty2
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posted at 19:04:07
@sunamajiri 「マオイズムでは近代化は脱西欧化のこと」…いちばん気がつきにくいところで、廣松渉とかはそこで何か気がついたかもしれないけど、彼は日本語がヒドイので、才能的にそこから先に行けなかったかも的に思いますw
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posted at 20:29:34
それに気づくと日本語がひどくなるんですよきっと。それにしても、西欧から脱却することを近代化とするマオイズムtwitter.com/HuffPostJapan/... すごいよね。日本はその意味で前近代的。@TKDOMO 廣松渉とかはそこで何か気がついたかもしれないけど、彼は日本語がヒドイ
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posted at 20:39:45
ツイートまとめ(^-^)/ トラウマと反省からどう開放されるか、という東浩紀の最新インタビューの話。
www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p...
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posted at 20:52:24