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2021年05月16日(日)

保育士さんは言う。「あの子、たぶん出すね。出したら自分では扱えないと思うな」
『出す』とは、今まで自覚しないできた辛い気持ちを、わかってほしいと思うこと。
『扱えない』とは、わかってもらえるように表現する経験が乏しいので、うまく伝えられず、わかってもらえない経験を繰り返すこと。
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posted at 21:41:25

保育士さんは続ける。「今は出させすぎないほうがいいと思う。枠を守ろう」
『枠』とは日課ごとに子どもが行うよう期待されている行動のレパートリー。予め選択肢が狭められている。例えば学習の時間は学習。枠から逸れる自己表現には原則対応しない。例えば職員室に無断で入っても優しくしない。
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posted at 21:42:31

保育士さんは言う。「最近うまく出せるようになってきた。成長してる。これからも受け止めていこう」
『うまく出す』とは、子どもが枠を守りながら、不満や欲求を表現すること。
『受け止める』とは、子どもの不満を正当なものと評価し、枠を大きく外れない範囲で子どもの自己表現に応えること。
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posted at 21:43:24

私は保育士さんに言う。「心理面接で少し開いたかも。閉じるまで見守ってて」
『開く』とは、今まで気づいてこなかったが、実はずっと経験していた、寂しさ、空虚感、怒りなどに触れてもらったことで、逆に気づきが増し辛さが増すこと。
『閉じる』とは、寂しさや怒りを枠を守れる程度に抑えること。
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posted at 21:51:47

保育士さんは言う。「なんだか、あの子の前ではつい動いちゃうなあ。落ち着かない」
『動く』とは、寂しさや怒りの向こうにある、その子の愛情を求める気持ちを感じ取り、一緒にいすぎて、逆に不安にさせること。
『落ち着かない』とは、保育士自身の気持ちが、その子の寂しさや怒りと共振すること。
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posted at 22:11:07

保育士さんは言う。「あの子私に似てんだわ。見てると辛い。でも向き合うしかない」
『辛くなる』とは、保育士自身の寂しさや怒りを味わうこと。その裏の、愛情を求める気持ちに気づくこと。
『向き合う』とは、いつもの子どものツンツンした様子を見ても、愛情を求めているとしか思えなくなること。
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posted at 22:20:18

保育士さんは言う。「最近素直になってきたのよ。かわいくなってきたわ」
『素直になる』とは、子ども自身が寂しさや怒りの向こうにある、愛情を求める気持ちに気づき、そのまま表現できるようになること。
『かわいくなる』とは、その子の愛情表現に、保育士自身も素直に応じられるようになること。
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posted at 22:23:26
