大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2013年01月01日(火)
確かに音楽が国民国家の源とはいえ、国家があるから音楽があるのではない。それが近代の存在論なわけで、そこを転倒している日本の音楽というのは、どこまでいっても気色悪いのだった。(^-^)/ @sunamajiri
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posted at 22:14:48
高校生向けの入門書としては、確かに竹田青嗣のNHKブックス「現象学入門」は高校というか中学生必読書ぐらいだろう。www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E8%B...
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posted at 22:36:45
確かに竹田の記述はレビューで批判www.amazon.co.jp/product-review... されているように、現象学を国語現代文にしてしまっているのだが、傑出した高校生ならその矛盾を言い当てる国語力のある子がいるので、十分だろう。(^-^)/ @sunamajiri
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posted at 22:38:36
とにかく、この近代哲学の、主観と客観という矛盾した問題を解決しようとする現象学を、何であるか言い当てられるか?というのが、ほとんど日本では国語現代文の模範解答となるので、せめて竹田の現象学を現代文化させる入門書ぐらい受験勉強の前に高2ぐらいで読んで欲しい。@sunamajiri
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posted at 22:46:38
2013年01月03日(木)
近代は物語=実体を無理やり結婚譚にしようとするのだが、しかしそれでは実体=物語が現れず、ダブルオイディプスが妻を喪失させる、離婚譚のステレオタイプだけになるというのが、ニューアメリカニズムなのかしらね。(^-^)/ @sunamajiri
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posted at 17:42:52
2013年01月04日(金)
ライプニッツというかスピノザから見るとなかなか始まらないかの如くデカルトに対して、始まっているのかどうかばかり問題にして本当に始まっているのかがいつもわかりづらいフッサール以降を、比較文学するのが一番楽しい(^-^)/ @sunamajiri
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posted at 00:05:05
2013年01月06日(日)
隠し事はドラマになるけど、物語の語り手はすべて知っている神の視点だから、隠し事を告白するような日本近代文学の宿痾は、そもそも不可能なのかもね(^-^)/ @LitoSnowfield
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posted at 22:05:49
そうそう嘘っぽい。むしろ読者の方がすべて知っているから、物語の語り手は知らないふりをすることもあるが、それがなかなかうまくいかない。このように隠し事と隠し事の告白としてある内面というのは危うい。@LitoSnowfield
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posted at 22:09:12
受け手はすべてお見通しだから受け手なわけで、そこからみると、隠し事としての内面があるというのは大根役者の演技に見える。@LitoSnowfield その危うさに気付けない…というのが、“内面”という呪詛なのかなぁ〜…なんて(^o^;)>
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posted at 22:11:48
そりゃデカルトが中世までの神懐疑をやめて神観念を読者に要請できる、つまり信仰があるから客観もあるといった近代を、おそらく正反対に誤解した日本近代病の心身二元論そのものだからじゃない?(^-^)/ @LitoSnowfield なんで“内面”ということに、そんなにしがみつくのかな…
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posted at 22:17:44
同じことだよ、本音だけでも建前だけでも病気になる。つまりそんなものがあるわけではない。@hitorimoii すべての人が本音を話し始めたら、社会だけでなく、人間関係も、親子も夫婦も本人の精神状態も壊れるでしょう。人間は一人一人違うし、すべて同じにしようとする方が不自然です。
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posted at 23:55:41
2013年01月07日(月)
あるのは別なもので、隠し事をしたいという意志があったりするだけで、それを察するのが心遣いという日本語も、とくに心が何かといっているわけではない。つねに別なものがあるというだけ。それが分からなくなると本音の方も建前の方も病気になる。@sunamajiri @hitorimoii
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posted at 00:09:55
読書メモ)齋藤元紀のハイデガー論による博論『存在の解釈学』第一部、転回を齎すハイデガーの方法は、現象学を存在論とするも、その方法は解釈学として遂行されている。 twitpic.com/bt43yw
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posted at 08:58:28
続き)齋藤によると、ハイデガーは現象学という方法を事柄に即して遂行することで存在論とするが、実際の方法遂行は明示的ではない解釈学による現象の分節化という。@sunamajiri twitpic.com/bt44xa
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posted at 09:03:02
続き)現象学という方法を遂行させる解釈学のもつ循環性、すなわち時間性には、つねに考察の着手点、すなわち現存在があり、循環に対して形式的告示が繰り返されるという。@sunamajiri twitpic.com/bt47ew
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posted at 09:15:18
続き)正月乱読メモなのだが、現象学を方法とする現存在は、解釈学的循環しか対象化できないかのようなハイデガーなのかな。博論が淡々としていて、あることを他の用語に換言するだけのように進むのだが、最近の若手の文体は興味深い。@sunamajiri
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posted at 09:29:51
続き)とはいえ、方法はあくまで方法以外ではないのだから、方法が分かったところで、何かが解決したりはしないのだろう。実際デカルトにとっての方法は、懐疑というより信仰だったことからも明白。だから現象学=方法を遂行させるのが、時間性である循環的な解釈学という。@sunamajiri
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posted at 09:36:44
2013年01月08日(火)
朝の続き)齋藤元紀のハイデガー博論の続き。現象学という方法を遂行させる解釈学の契機。理念、遂行、遂行の着手点。@sunamajiri twitpic.com/btahqj
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posted at 00:23:22
続き)理念と方法が他の学問より先行するために、ハイデガーはカントの理念と方法をフッサール現象学だけでなくディルタイの精神科学に依拠して拡張したという。@sunamajiri twitpic.com/btakkl
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posted at 00:31:45
続き)体験に対する反省であるフッサールの理念視と、ディルタイの歴史的意識によって、方法を遂行させる統一的学問にとっての理念と方法が規定されたという。@sunamajiri
twitpic.com/btao1k
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posted at 00:42:41
続き)一切の前提を排する直観でもある現象学によって生の遂行をするためにも、現象学の解釈学化がハイデガーには必要だったという。@sunamajiri twitpic.com/btdjcv
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posted at 08:37:49
続き)方法などのジャーゴンに先行する「生自体」を遂行させるものは、生自体に先立ってある世界による自足性だが(続く @sunamajiri twitpic.com/btdlcg
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posted at 08:48:15
続き)しかし、他者ではなく自己が脱独我論でもある生を自己遂行するのも、生の発達ではなく、意味の発生という現象学の遂行だからという。遂行しているのが他者ではなく自己だからだ。@sunamajiri twitpic.com/btdmnw
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posted at 08:55:11
続き)神が欺くと疑えば自己が無限にいなくなる、という信仰告白に聴こえるデカルト以降の近代哲学は、しかし、客観を現象学、すなわち生を遂行する意味の発生に招き入れてしまったわけだ。現象学の遂行を妨げる客観。@sunamajiri twitpic.com/btdpv7
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posted at 09:13:32
続き)おそらく、現象学を妨げる客観=反省を飛び越える遂行、すなわち解釈学のもつ循環=時間性は、欺く神を想定した無限遡行という中世までの哲学との違いを際立たせる。方法で反省して客観をではなく、一言でいえば近代を席巻した信仰ということなのかもしれない。@sunamajiri
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posted at 09:41:03
続き)発生・循環・遂行としての自己が、方法・反省による客観をのりこえていく。欺かれても打ち消せない自己がいるという事実を明らかにするためだけに解釈学によって現象学を遂行する。信仰とどこが違うのか殆ど分からない。@sunamajiri
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posted at 09:46:47
2013年01月11日(金)
草刈はうちの亡くなった母がバレエ団にいれたようなもので、言いなりだったからな。それを糸井が自我でなく身体論だというのは、実に面白いのだが、たぶん違うと思う。@1101complus バレエは徹底的に人の言うことを聞く人のほうが上達しやすい。ow.ly/gAQha
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posted at 05:21:36
陰謀論がエンターテイメントとしてこそ不可欠なのは日本どころかアメリカだけど、24のジャックバウアーもシーズン2で、政府関係者から彼は幻を追いかけてるだけだ、と一蹴されるからなーww(^-^)/ @LitoSnowfield 危険派が幻とは言い得て妙
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posted at 06:59:39
そりゃそうよ、日本人は日本だけ陰謀の被害者だというのが大好きのようだけど、悪いけど陰謀論をエンターテイメントとして不可欠にしているスケールはアメリカのほうが全然上。だから陰謀論免疫できちゃって、宇宙人まで必ず出てくるよ(^-^)/ @LitoSnowfield
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posted at 07:03:54
ちなみにジャックバウアーの24は、当然宇宙人はでてこないわよ。X-Fileだと必要になる宇宙人が、24では不必要なのよ。テロ冷戦みたいになったから。これは陰謀論愛国主義の日本人にはかなり共感できるのかしらね。(^-^)/ @sunamajiri @LitoSnowfield
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posted at 07:08:04
というより、日本人の言ってる陰謀論って、ハリウッドあたりで出尽くしたネタばかりじゃない? ハリウッドではネタなのに、日本人はリアだと語るのよ。その上の陰謀論を考える想像力がないんだから、SFなんて日本人は書けないよ。筒井みたいのしかww(^-^)/ @LitoSnowfield
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posted at 07:16:49
それでハリウッド的には出尽くした陰謀論ネタを、それはフィクションではなく現実なんだ、というのが日本人語りになっちゃうという。つまりフィクション性というものが成立できないのよね。なんでも現実と受け止めたいという。@sunamajiri @LitoSnowfield
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posted at 07:24:21
まあ本当のことが何か分からないという現実感が薄い現実離れした世間だから、ネタの陰謀論まで本当のことにしたがるという。それほど絵空事なのか、リア充してないのか、と心配になるww(^-^)/ @LitoSnowfield 事実と真実が同義語として何の違和感もなく扱われ
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posted at 07:31:49
アメリカのメディアなら、これはフィクションですという注意書きではなく、これは我が社の意見では必ずしもありません、という但し書きをつけるのよね。日本では後者がほとんど無用にされてるのが不思議だけど。(^-^)/ @sunamajiri @LitoSnowfield
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posted at 07:38:13