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大本薫 Kaoru Ohmoto

@sunamajiri

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  • 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
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2014年11月26日(水)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

リード文を加筆しました。「ハイデガーシンポ 『存在と時間』その翻訳を巡って聴講録」 togetter.com/li/749961

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posted at 14:23:05

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

まとめを更新しました。「ハイデガーシンポ 『存在と時間』その翻訳を巡って聴講録」 togetter.com/li/749961

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posted at 07:34:25

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

契約なしに仏教国作りたいという御仁の側から見れば、ハイデガーに裏切られ続けてるんだろうね。非常に笑える。ハイデガーじゃ、そういう捏造はまず無理ねww(^-^)/ @LitoSnowfield

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posted at 04:05:05

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

話戻すと、解釈の出現というのは、テクストがテクストであるための契約に遡行することになりそうだが、ハイデガー自身が「翻訳の解釈学」を遂行していて、それを和訳する段では、どうしても契約は無効と誤訳したがるってことなのかもね。解約だわな、違約金取られそう。@LitoSnowfield

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posted at 04:00:24

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

だからみんな面白くなくて、フェチってるんだろうね。ww(^-^)/ @LitoSnowfield でもそれ…契約…だけに収斂だけになってしまったらば、ちょっと残念というか物足りなさ

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posted at 03:46:57

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

確かにハイデガーはマルクスの論点は迂回できるからね。とはいえそれについて沈黙してるわけでもない。だから、マルレーヌ・ザラデルがいうように沈黙しているのは契約(旧約)のことで、貨幣のようなフェティシズムも契約あればこそ、となるのかね? @LitoSnowfield

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posted at 03:43:40

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

仏教徒は神の契約なしでやりたいんでしょうからね。ただ逆説すると、ハイデガーの遡行の仕方では、マルレーヌのいう契約への遡行になるだけで、マルクスのプラトン性とか、物神化とか資本の問題を、明らかにできないのかもしれない。柄谷は後者をやりたいんだろうしね。@LitoSnowfield

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posted at 03:32:27

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

端的に柄谷さんは、神なしで人は人になり始めたとか、契約なんてない、とかそういうことを言いたいだけだからね。ハイデガーは起源を問うけど、その問い方だけパクっただけ。だいたいハイデガーをヘレナ、つまりギリシャ語の恣意的な解釈と切り捨てるからね。@LitoSnowfield

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posted at 03:28:13

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

柄谷行人が、起源は契約ではなく互酬性と遡行できたのも、ハイデガーの『カントと形而上学の問題』での無限の問いを度外視して、カントの構想力、つまり有限性だけを実存のように捉えることで、契約を抹消できただけなんだろうしね。あの遡行を英米仏人が沈黙や読解と認めるのか知らないが。

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posted at 02:57:43

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

面白いのはその読解、柄谷行人のようにヘレナデモクラシーの起源をイソノミアや互酬性と遡行するのではなく、沈黙としてのヘブル、つまり契約(旧約)の話に遡行してしまう。マルレーヌ・ザラデルは、それがハイデガーのテクストだと言いたいらしい。 pic.twitter.com/5L949MAskv

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posted at 02:53:06

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

それが沈黙だからね。仏教国を目指しているのかハイデガーにヘブルの抹消ばかり読み込み「形而上学の終焉→近代化」が果たせないだけだからね。英米も仏語圏もハイデガーの沈黙ばかり読むのだ。それを彼らは読解という。@LitoSnowfield pic.twitter.com/yp1htTPZN9

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posted at 02:35:07

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

結局、英米圏で分析ではない解釈とはヘブル化のような様相になるのだが、一方で日本ではハイデガーは、ヘブル聖書の拒否のように誤読される。この本の冒頭はハイデガーをそう誤読することの解釈上の問題を列挙していく。@LitoSnowfield pic.twitter.com/CvQY5xC462

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posted at 02:09:47

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

この本。フランスハイデガリアンで、ハイデガーを、聖書からヘレナの取り戻し以上に、沈黙せるヘブルの取り戻しとするのが、解釈=読解だとする本。twitter.com/sunamajiri/sta... 前から探していたが久しぶりの神保町で立ち読みできた。@LitoSnowfield

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posted at 02:05:37

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

・・と、仏教語彙化は、ヘブルをヘレナで覆い返し、日本ではキリスト教に勝利することのように誤読した三島の擬古典文に帰着するだけだが、昨日やっと調達した『ハイデガーとヘブライの遺産』が、ハイデガーの問わなかったもの、沈黙としてのヘブルに言及していて面白い。@LitoSnowfield

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posted at 02:02:28

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

ここに登場する小森陽一が、事柄の仏教語彙化=政治小説から離脱させる戯作人情ものを、西欧文学からいかに翻案するか、という坪内逍遥の小説神髄が、日本では言文一致という近代化の布石になる、というわけだが。twitter.com/ujikenorio/sta... @LitoSnowfield

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posted at 01:08:50

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

そう、素読に対するパラフレーズ(換言)という日本の国語教育では、小説言語の換言、そして評論の文芸評論化からしか、「客観テスト」できないことになっているからね。坪内逍遥の小説神髄のとおり、事柄を仏教語彙化する政治小説は、換言できないのだ。@LitoSnowfield

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posted at 00:56:10

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

風の歌を聴けだったりしてねwww(^-^)/ @LitoSnowfield はは(*^o^)> 詩のような語り方をしなければ語り得ないことを語ろうとする試み…とはならないのですね〜(笑) まるで読解力テスト(*^o^)v

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posted at 00:50:33

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

大雑把に言うと、日本の仏僧はたとえ本覚でなくても、空無を探す言葉を漢意に求めてしまうようだが、ハイデガーのたとえば存在と時間前半のデカルトの哲学原理を批判する語りなんて、ほとんど詩だからね。彼らには日本語にみえないのだろう。@LitoSnowfield

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posted at 00:47:13

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

日本は仏僧ほどハイデガーに、漢意のような救いを求めたからね。ハイデガーはそういうところにはいないのだが。今朝のFBでの雑感も、結局ハイデガーには漢意がない、ということに尽きるのだが。www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p... @LitoSnowfield

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posted at 00:32:46

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

そりゃ、日本仏教というのは色々あるからねー、さっき言及したカント全集の坂部先生なども、そういう違和感があったんだろうなー、と痛感してしまうのだが。ハイデガーというのは、そういう漢意と和意では捉えきれない仏教の問題を、いともたやすく突き抜けるのだ。@LitoSnowfield

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posted at 00:25:06

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月26日

高田さん冒頭で、そりゃ京都ではハイデガーを巡って有名な対立がありますから、と断って、会場が苦笑していたよwww(^-^)/ @LitoSnowfield

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posted at 00:21:39

2014年11月25日(火)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

それとこれは哲学的なことではなく翻訳業界的な意味合いでちらっといっていたことだが、熊野新訳はカントをおやりになっていればいいのに、というふうに聴こえてしまった。それは今朝方FBで書いたように、カントを訳すようにはハイデガーを和訳できないからだろう。@LitoSnowfield

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posted at 23:58:39

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

ハイデガーの日本語への翻案は、西田というより漱石以降の日本文の組み立てそのものになっているので、私も今年は4つの和訳を比較対照する作業ばかりやっていたのだが、高田訳だけが文意を汲めてるからね。高田氏は桑木は誤訳が多くて参照していないといっていた。(続)@LitoSnowfield

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posted at 23:57:27

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

私はハイデガーが回避したものを読み始めてる段階だけど、それでも斎藤さんの観点から、言語から事柄への現象学が認められた。高田さんはそれが和訳でも十分に可能だ、と村上春樹との比較文学を交えて解釈していたよ。twitter.com/sunamajiri/sta... @LitoSnowfield

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posted at 23:48:11

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

斎藤さんの観点はナトルプ報告に至って初期フライブルク時代からの「翻訳の解釈学」が総括され、存在と時間で言語論が断念されるも、言語から事柄になっていく過程が現れている、という指摘。そのあたりを和訳する段階で高田さんがとった解釈が面白かった。@LitoSnowfield

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posted at 23:38:20

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

うん、池田喬さんの部では、意味訳=プラトン的、逐語訳=ハイデガー的という「哲学の翻訳」の観点、斎藤さんの「翻訳の解釈学」の部では、よりテクスチュアルに深化させられ、高田氏の言語論の深化がない存在と時間を、言葉がなくなり事柄になる系譜学としていたよ。@LitoSnowfield

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posted at 23:33:22

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

高田珠樹氏が昨日はしきりに、村上春樹は余り好きでないがといいながら、ハイデガーと春樹の近作の比較文学をしていたのだが、マイクが外れていて若干聞き取れなかった。斎藤氏の質問の主題「存在的」を「存在相上」とした高田氏のハイデガー解釈が語られた部分なので、録音で聴ければ再検討したい。

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posted at 09:16:17

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

先日千坂氏が、柄谷行人が説明できないものまで説明するヘーゲル的カルトになったと言うので、あれは村上春樹と同様に英語調と捉えたのだが、ハイデガーを英語調の日本語にしても、けっして存在忘却=無に傾かない強度があるのはやはり凄い。昨日は高田氏も村上春樹とハイデガーを比較文学していた。

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posted at 09:11:46

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

その意味で、高田珠樹氏は最後の討議での回答で、最近は阪大も英語での授業という圧力が強まっていると冗談交じりに語っていたが、高田訳は従来の日本のゲルマニスト的な感覚ではなく、むしろ日常を語る英語感覚でハイデガーの語りを、正確な文意で直訳した、といえるのかもしれない。

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posted at 08:40:36

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

英米語圏では、ハイデガーが拒否するラテン語の意訳の問題が介在するためか、哲学が存在を問えない分析哲学に頽落してしまうのだが、逆に英米語では哲学をしないことで、じつは存在(動態)という日常を語ってしまう、と痛感させられた。ドイツ語では概念語だが英語では文意の傾向がある気がする。

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posted at 08:39:20

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

それに続いて高田氏が、ハイデガーをやるためには哲学的なドイツ語の他に、日常的なドイツ語をもっと多読しないと、意味を取り違える。たしかにハイデガーは単語的だが、それが文意として生きる翻訳が、むしろ逐語訳といえる、というように結んでいたりしたと思う。

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posted at 08:35:55

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

斎藤氏も高木訳の「ぬかり」という新訳語に「最初見た時、こんな訳ありなのかと正直思ったが、慣れてしまうとそうだと思えるようになった」と吐露していたり、合同討議でアマチュア翻訳者が文法が優先ではないかという質問に対して、高田氏が、翻訳は文意で文法ではなくそれは意訳でないと規定したり。

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posted at 08:33:58

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

14年11月25日

録音で復習してから、昨日のハイデガー翻訳シンポの感想に言及するのだが、一言で言うと、ハイデガーは従来の哲学に馴染みのない、いわば日常的な言い方を駆使しているが、従来の日本語訳者はどうしても哲学的な言い方に戻そうと意訳してしまっため、日本での受容が混乱した、という話になっていた。

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posted at 08:29:28

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