小野不一
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2010年12月10日(金)

何度も言うが、「大多数の人が忌み嫌う表現は、権力が法律条例で規制すべし」という論理を容認するなら、「表現」の部分を「宗教」「服装」「髪型」に置き換えられても甘受しないといけない。
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posted at 21:25:22

治安維持法も、最初はロシア革命を受けて過激な共産主義運動への対策という名目でつくられた。普通選挙法の施行とセットのアメと鞭として。蟻の一穴が生まれれば、改正に改正を重ねて、そこから10数年の内にそれがどんな悲劇を生んだかはご覧のとおり。
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posted at 21:17:03

19 たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。牛飼いが他人の牛を数えているように。彼は修行者の部類には入らない(ダンマパダ)
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posted at 18:34:58

子供が大人に喧嘩をしても勝てないというシビアな道理なんです。子供の心を守るためには、何が必要なのか、一段と深く考え抜いて「作戦」ならぬ「策戦」が必要ということ。敵よりどれだけ賢明になれるか、ということが試されているとは思います。
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posted at 04:51:35

好きなことに忠実であるという意味での純粋さは大切です。しかしその純粋な稚拙なハートで、権力に立ち向かっても潰されてしまうというのが筋書きです。だからこそ、その好きを守るためには何が必要なのか=人間存在の自由という問題の考察抜きに戦略を立てても、決して成功することはないということ。
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posted at 04:50:20

岸田秀は『ものぐさ精神分析』(中公文庫)で、「現実感覚の不全が、外的自己から切り離された内的自己の宿命であるが、松陰の思想と行動は、現実感覚の不全、それに由来する主観主義、精神主義、非合理主義、自己中心性の典型的な例」であると喝破しましたが、それと同じ心根が多すぎて……涙。
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posted at 04:31:53



単なる思考の停止、あるいは頑迷、もしくは不勉強、世間知らず、寛容の欠如、思考様式の形骸化、内発的なモラルの脆弱さを、「宗教性に基づく正義」だと勘違いしている人間が多すぎやしないか。
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posted at 02:44:15