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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2015年07月08日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月8日

特に架空の作家をまるで実在したかのように丁寧に描写してきたことが存分に活かされる終盤のある展開が秀逸。些か小難しくはあるものの、読み終わってみると終始一人のSF作家を巡る物語であることが分かる佳作である。

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posted at 22:33:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月8日

怪盗グリフィンシリーズの二作目。といっても前作にあった冒険活劇やコン・ゲーム要素はほとんどなく、完全にSF方向に振り切ってしまっているため、前作のようなノリを求めると期待外れの感は否めないが、端からSFと割り切って読むのであればなかなか面白いことをやっていると思う。

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posted at 22:32:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月8日

法月綸太郎「怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関」読了。SF作家P・K・トロッターの未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい――依頼を引き受けた怪盗グリフィンは原稿を持つマーズデン博士との接触に成功するが、そこを猫に扮装した動物愛護グループに襲撃される。謎多き原稿に秘められた真実とは?

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posted at 22:32:34

2015年07月07日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月7日

とはいえ一応シリーズ的には新展開があるので、シリーズ読者であれば読んでみてもいいかもしれない。

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posted at 20:50:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月7日

加えて今回も動機部分に数学ネタを盛り込んでいるのだが、作者が教会と絡めて数学を神聖なものとして描こうとすればするほど醒めてしまい、それが結果的にこの作品から説得力を失わせてしまっているのも痛い。

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posted at 20:49:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月7日

シリーズ五作目は一発トリックと教会のイメージを結び付けた作品。しかしながらその一発トリックはほぼ隠していないに等しく、仮に分からなかったとしてもこれで驚く読者がいるのかどうか甚だ疑問。

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posted at 20:49:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月7日

周木律「教会堂の殺人」読了。教会堂に辿り着いた人々は次々に消息を経ち、ある者は水死し、ある者は焼かれ、ある者は窒息した状態で発見される。警察庁キャリアの宮司司もまた失踪した部下を追って教会堂に辿り着くが、そこで待っていたのは『真理』を求める死のゲームだった。

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posted at 20:49:06

2015年07月06日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月6日

次点はドールハウスと人間の悪意の絶妙な共演と言うべき「ドールハウスの怪」になるが、個人的にはバカミスっぽい合理的解釈と合法ロリ(?)なエロ描写が光る「湯治場の客」も捨て難い。

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posted at 22:52:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月6日

「ついてくるもの」以来のホラー短編集。相変わらず小道具を使って得体の知れない恐怖を描く技巧が冴えているが、ベストを挙げるならやはり冒頭の四谷怪談の蘊蓄がその後の怪談とオチの不気味さを際立たせる構成が秀逸な「あとあとさん」になるだろう。

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posted at 22:52:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月6日

三津田信三「誰かの家」読了。家出少年が空き巣のターゲットに選んだのは近所でも有名な幽霊屋敷。そこに侵入した彼が見たものは、白いシーツがかけられた大量の人形だった……。表題作の他、日常生活の裂け目にある怪異がチロリと顔を覗かせる五編を収録。

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posted at 22:51:42

2015年07月05日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月5日

//フリークスと暴力満載の人を選ぶ内容なのに、そうとは感じさせない疾走感が秀逸な傑作である。

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posted at 16:06:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月5日

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」観了。全編ほぼアクションながら息切れすることなく緊張感を持続させ、かつドラマを描くべきところはきっちり描いているのが素晴らしい。また登場キャラは全て個性的だが、中でも作品のメタル感の象徴とも言うべきギターマンのインパクトが強烈。//

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posted at 16:05:53

2015年07月03日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月3日

また何故、犯人は被害者が記憶を取り戻したことを知っていたのかという謎は面白いし、ある気付きからのどんでん返しも巧い。ただ惜しむらくは目次が先の展開のネタバレになってしまっていることであり、それさえ目を瞑ればコンパクトに纏まった良作と言っていいだろう。

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posted at 00:36:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月3日

推理作家・氏家周一郎が探偵役を務めるシリーズの一作。記憶喪失は作者の得意とするテーマの一つだが、本作では記憶を部分的に欠落させることで時には重要な手がかりとして、時にはミスディレクションとして使い分けてみせる、その絶妙なさじ加減が素晴らしい。

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posted at 00:35:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年7月3日

中町信「夏油温泉殺人事件」読了。岩手県・夏油温泉に向かう山道でマイクロバスと乗用車が衝突、転落し多数の死傷者を出した事故は二週間後、入院していた被害者の一人が「乗用車の男性が殺されるのを見た」と証言したことから一転して殺人事件に。だが、その人物は肝心の部分の記憶を失っていた……。

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posted at 00:35:40

2015年06月30日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月30日

尤も後者に関しては別のところで読者を驚かそうと頑張ってはいるが、犯人の絞り込みが雑だったり重要な事実を隠蔽していたりするのがいただけない。作者は二作目も書く気があるようだが、願わくは次作ではもう少しミステリ部分を作り込んでほしいと思う。

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posted at 22:21:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月30日

というのも本作は二つの事件を扱っているのだが、まず最初の事件ではどんな魔法が使われているのか分からない読者はいないのではないかとしか思えないほどヒントがあからさまだし、もう一つの事件にいたってはもはや隠す気すらない。

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posted at 22:18:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月30日

ファンタジー設定を使ったミステリ。まず作者はあとがきで「魔法がある事を前提にした上で、事件にどんな魔法が使われたのかという謎解きにすれば、新しいアプローチである気がして、面白そうだなと思ったのです」と語っているが、結論から言えばその目論みは見事に破綻している。

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posted at 22:18:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月30日

井上悠宇「城下町は今日も魔法事件であふれている」読了。魔法が人々の生活に根付いた世界――騎士らしくない騎士ノエルと堅物の美しき従騎士アリエスは、訳ありの天才魔術師エスティカと共に、誰もいないのに吹っ飛んだ貴族の謎から国家を揺るがす大事件まで解決する羽目になる。

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posted at 22:17:53

2015年06月28日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月28日

最後に明かされるタイトルの意味も、この作者ならではの詩美性に満ちており、気持ちよく読み終えることができる快作である。

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posted at 15:08:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月28日

作家・笹沢左保が探偵役として活躍する長編。真相は単純ながら、そうと気付かせない語りの巧さが相変わらず素晴らしい。特にある人物について語られれば語られるほど、それが煙幕として機能する点が秀逸。また心理面と論理面から導き出される自殺を否定する八つの根拠も○。

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posted at 15:08:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月28日

笹沢左保「真夜中に涙する太陽」読了。六年ぶりに蘇った推理作家・大野木冬彦の出版記念パーティーが開かれるが、そこには大野木を憎む人間たちも顔を見せていた。その後、大野木が自宅で就寝中に何者かに刺される事件が発生。大野木に慕われていた作家・笹沢左保は事件の解明に乗り出す。

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posted at 15:08:06

2015年06月27日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月27日

個人的には洞窟に入る前の、人気作家に纏わるエピソードが面白かったので、そちらをもっと膨らませたものを読ませてほしかった。

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posted at 01:33:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月27日

作者の持ち味であるグロとユーモア、強烈なキャラクター不在の怪奇幻想長編。故に決してつまらないわけではないが、従来の作品に比べるとどうしても物足りなさが否めない。加えてオチが予想通りな上に、いまいちピンとこないのもいただけない。

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posted at 01:33:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月27日

飴村行「ジムグリ」読了。X県山間の町。そこには虻狗隧道と呼ばれる謎の洞窟があり〈モグラ〉と称される住民が住んでいた。ある日、博人の妻・美佐が「トンネルにまいります」との書き置きを残して失踪する。美佐を探しに洞窟へ潜った博人が見たものは……?

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posted at 01:33:21

2015年06月22日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月22日

ベストは「首吊り死体と南京錠の謎」で密室の謎の解明がその後の意外性を引き立てているのが○。次点は脱力必至のバカトリックを成立させた状況設定の巧さが光る「消えたフィアットを捜して」だが、ユーモアミステリならではのキャラ設定とロジックの繋がりが絶妙な「亀とライオン」も捨て難い。

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posted at 22:49:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月22日

東川作品のシリーズ物は二作目からが本番というジンクスは本作もまた例外ではなかった。基本的に全編ハズレなしだが、前半二編は奇妙な謎から論理的に犯人を突き止めていく点が、後半二編は起きた不可解な出来事から事件の構図に気付く点が秀逸。

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posted at 22:49:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月22日

東川篤哉「ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2」読了。亀愛好家の死体が裸足だった理由、被害者に珈琲をかけて逃走した轢き逃げ犯、南京錠の密室で発見された首吊り死体、幻の衝突事故と消えたフィアット……四つの奇妙な謎にライオン探偵・エルザと天然ボケ助手・美伽のコンビが挑む。

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posted at 22:48:45

2015年06月21日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月21日

ある意味本作は倉阪バカミスに近い労作にして、現代的テーマが忘れ難い印象を残す問題作である。

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posted at 16:18:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月21日

そして何より秀逸なのは多重推理とクイズ番組を結び付けた理由にちゃんと必然性が用意されていることであり、そこに込められたテーマから本作が今だからこそ書けた作品であることがよく分かる。とはいえこれだけの伏線と推理を詰め込んだのは並大抵の苦労ではなかっただろう。

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posted at 16:15:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月21日

作者久々の長編は本格純度が極めて高い多重推理物。といっても後から出てきた新事実によって推理が否定される「聯愁殺」タイプだが、問題編の途中でも答えられる早押しクイズ形式を採用したことにより、そういった展開に不自然さが感じられないのは○。

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posted at 16:14:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年6月21日

深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」読了。大晦日の定番番組《推理闘技場(ミステリー・アリーナ)》。問題編を聞いて分かった時点で犯人を指摘するこの番組は正解すれば一攫千金だが、外した場合は文字通りの地獄が待っている。そして今回問題に挑むのは腕に覚えのあるミステリ読みのプロたちだった。

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posted at 16:14:15

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