麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2022年11月30日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月30日

そしてそのしがらみからの解放こそがタイトルにもある「やっと訪れた春」であり、それと老いた主人公たちの背景が相俟って何ともいえないやるせなさを際立たせている。またミステリとしてはさりげない生活描写に隠された伏線が巧く、総じて時代ミステリだからこそ描ける人間ドラマが沁みる良作である。

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posted at 21:27:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月30日

長年橋倉藩の近習目付を勤め、加齢による身体の衰えから隠居した長沢圭史が藩を揺るがす暗殺事件の謎に迫る長編時代ミステリ。本作を一言でいうなら「突如訪れたしがらみからの解放によって変われる者と変われなかった者の物語」であり、事件を通してその対比が色濃く描き出されている。

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posted at 21:27:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月30日

青山文平「やっと訪れた春に」読了。橋倉藩には本家と分家から交代で藩主を出す特殊な事情があったが次期藩主の急逝を機に藩主交代が終わりを迎えることに。長らく二つの派閥に割れていた藩が一つになり橋倉藩にもようやく平和が訪れようとしていた矢先、藩の重鎮が暗殺される。一体誰が、何のために?

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posted at 21:27:04

2022年11月28日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月28日

そういった読み方ができるのもひとえに作者がホラーの書き手であると同時に防犯探偵シリーズなどのミステリの書き手でもあるからだろう。本作は見方によってはホラーとミステリで二度美味しい作品集である。

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posted at 21:26:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月28日

その一方で二編目以降はミステリとしてみることも可能だ。二編目「フーグ」は失踪した作家の居場所当て、三編目「白鳥の歌」はこの世のものとは思えない絶唱の真相、四編目「こっくりさん」は風変わりな『こっくりさん』の正体とそれぞれ謎を提示した上でそれを解く手掛かりもきちんと用意されている。

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posted at 21:26:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月28日

ホラーの名手による、生き地獄をテーマにしたホラー連作集。全四編の本作はまず最初の一編目で本作のテーマを輪廻転生と絡めて分かりやすく提示した後、二編目以降は早速応用編とばかりに様々な「生き地獄」の世界で楽しませてくれる構成となっている。

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posted at 21:25:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月28日

貴志祐介「秋雨物語」読了。ある呪いを背負った青年の生き地獄、失踪した作家を長年悩ませる謎の転移現象、この世のものとは思えないある絶唱の記録、追い詰められた者たちが縋りついた風変わりな『こっくりさん』の正体……。生きながら地獄に堕ちる絶望を描いた四編を収録。

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posted at 21:25:13

2022年11月26日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月26日

加えてその趣向のせいでホラーよりもメタ的構造の方が目立ってしまっており、これまでの三津田ホラーと同じ感覚で読むと戸惑う読者も少なからずいると思われる、実験色の強い作品である。

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posted at 17:23:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月26日

では具体的にどうやって「終わらない怪談」を成立させたかに関しては詳細は省くが、それが理由で本作はこれまでの三津田ホラーにはあった怪異に対する解釈が一切行われない内容となっている。勿論それによって作者がやりたかった意図は理解できるものの、個人的にはどうにも消化不良な感が否めない。

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posted at 17:23:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月26日

「のぞきめ」に続く五感シリーズ(?)の二作目にあたる長編ホラー。かつて今邑彩は「金雀枝荘の殺人」で終わらないミステリを試みたことがあったが、それに対して本作の趣向はというと差し詰め「終わらない怪談」と言ったところになるだろう。

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posted at 17:22:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月26日

三津田信三「みみそぎ」読了。作家の「僕」のもとに旧知の編集者・三間坂秋蔵から、あるノートが送られてきた。ノートに綴られていたのは怪奇を愛した三間坂の祖父・萬造が記したと思われる怪異の記録。一読した僕は予想を超える内容に戦慄する。その理由は、本書を最後まで読んで確かめてみてほしい。

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posted at 17:22:29

2022年11月25日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月25日

一方「キャンドルウッズ」は「ゴーストハウス」にあった思考ゲームとは真逆のどちらかというとバトルロワイアルに近い内容で作者としてはあえて「ゴーストハウス」と差別化を図ったのかもしれないがトンデモ要素を交えた展開は賛否が分かれるところだろう。とはいえ全体的に妙な勢いがある怪作である。

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posted at 23:12:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月25日

なお本作には粗筋にもある「ゴーストハウス」と「キャンドルウッズ」の、二つのデスゲームの模様が収録されているが「ゴーストハウス」は例えるならばライトノベルmeetsソウとも言うべき脱出ゲーム物で、運営側の手厚い(?)サポートを活かした猟奇的な発想と非情な展開が楽しい内容となっている。

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posted at 23:12:14

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22年11月25日

第18回MF文庫Jライトノベル新人賞《優秀賞》受賞作。本作はタイトルにもある通り死亡遊戯(デスゲーム)で飯を食っている少女の物語だが、特筆すべきはやはりデスゲームに参加することが日常である人物を主人公にしたことで、これまでにあまり例がないタイプのデスゲーム物になっている点が○。

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posted at 23:10:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月25日

鵜飼有志「死亡遊戯で飯を食う。」読了。目を覚ますと十七歳の幽鬼は見知らぬ洋館にいた。そこは〈ゴーストハウス〉。館に仕掛けられたトラップの全てをくぐり抜けて脱出するしか生き残る道はなく、絶望的な現実に参加者の少女たちは青ざめる。……ただ一人、殺人ゲームのプロである幽鬼だけを除いて。

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posted at 23:08:30

2022年11月24日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月24日

そういう意味では作者の原点に帰ったような面白さがあり、加えて良い意味でくだらないミステリネタやブラックユーモアなどで楽しませてくれる。尤も連作としての纏め方に関しては些か捻りすぎてスマートさに欠けるきらいがあるが、あの手この手で読者の裏をかこうとする姿勢は好印象の作品である。

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posted at 23:12:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月24日

眠りに問題を抱えた住人達が集まるアパートを舞台にした連作ミステリ。どこにでもあるアパート、作家志望の男、覆面作家、大好きな作家を監禁する熱狂的ファンの女……本作を構成する要素はどれ一つとっても折原作品には馴染み深いものであり年季の入ったファンであれば懐かしさすら覚えるだろう。

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posted at 23:11:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月24日

折原一「グッドナイト」読了。都内に建つアパート「メゾン・ソレイユ」には平穏な名前とは裏腹に眠りに問題を抱える住人ばかりが集まってくる。不眠症の息子を持て余す女性作家、新人賞受賞を渇望する作家志望の男、絶大な人気を誇る覆面推理作家……。住人達に纏わる六つの物語の後に待つ結末とは?

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posted at 23:10:04

2022年11月23日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月23日

加えて最後に明かされる真相も悪い意味でよくあるパターンの粋を出ておらず、ホラーにしてもミステリにしても個人的には前二作に比べてオリジナリティーがあまり感じられなかった。

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posted at 22:04:19

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22年11月23日

そんな本作をミステリとしてみた場合、まず中国妖怪の模倣にミステリ的必然性が全くないのはマイナスで、代わりにミステリ要素として三つの密室トリックを盛り込んではいるものの、いずれも脈絡がなくただ放り込んだだけにしか見えないのもいただけない。

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posted at 22:02:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月23日

警察小説風の長編ホラーミステリ。実話怪談の色が濃かったこれまでの二作品と異なり本作の大半は所轄署の刑事・八木沢視点による警察の捜査に費やされており、そのせいかどちらかと言えばホラーミステリというより猟奇サスペンスといった趣がある。

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posted at 22:01:27

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22年11月23日

大島清昭「地羊鬼の孤独」読了。棺に入れられ、臓器を木製模型に取り換えられる連続猟奇殺人が発生。所轄署の刑事・八木沢哲也が県警刑事・林原理奈と共に捜査を進めるにつれ一連の被害者は過去に起きた密室変死事件の関係者であることが判明する。更に十年前の連続幼女誘拐殺人事件とも関連が……。

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posted at 22:00:27

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22年11月23日

「ザ・メニュー」観了。孤島の高級レストランを舞台にした美食スリラー。基本的にはブラックコメディー色が強い内容で出てくる料理に纏わる奇抜な展開が楽しい。アニャ・テイラー=ジョイとレイフ・ファインズの演技も○で最後に出てくるある料理がそれまでのギャップと相俟って実に美味しそうだったw

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posted at 17:22:25

2022年11月22日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月22日

ではSFとしては期待できるのかというとそんなこともなく設定だけ並べてうわべだけの物語を読まされた印象が否めない。なお作者はあとがきで本作について「SF(もどき?)」であり「あまり深く考えずにノリで読んでください」と語っているが、そのせいか何もかも中途半端になっている作品である。

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posted at 19:35:09

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22年11月22日

未来視を扱った長編SFミステリ。帯にはでかでかと「裏切者は誰!?」とあり、さも宇宙船の中での犯人探しがメインのように扱っているが残念ながら本作には微塵も推理要素がなく、思わせ振りに首切り殺人が起きても何の説明もないため、そこに期待するとかなりガッカリすることになるだろう。

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posted at 19:34:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月22日

佐原一可「EVE ー世界の終わりの青い花ー」読了。時折白昼夢で視る未来の断片に悩まされている十二歳の少女・イヴはある日、テロ事件に巻き込まれ宇宙船で脱出する羽目に。だが宇宙船の中でイヴは自分が殺される未来を視てしまい……。果たしてイヴは予言の未来を捻じ曲げ、生き残ることが出来るのか?

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posted at 19:34:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月22日

「テリファー」観了。殺人鬼「アート・ザ・クラウン」によるハロウィンの夜の惨劇。パワフルなスプラッター自体はいいのだけど殺し方に拘りがなく(さすがに銃は萎える)、更に殺す人間がいなくなったら後から追加される方式のせいでどうにも緊張感に欠ける。個人的には84分でも長く感じてしまった。

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posted at 01:03:45

2022年11月19日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月19日

「ファイブ・デビルズ」観了。嗅覚に特別な力を持つ少女が母の隠された記憶に迫る話……なのだけど正直オチはありきたりで嗅覚を使ったタイムリープにしてもきちんと物語に活かされているとは言い難い。どちらかというとホラーの枠組だけを借りて様々な愛の形と選ばれなかった未来を描いた作品である。

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posted at 23:32:00

2022年11月18日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月18日

本作は連作ならではの人間ドラマが深く胸を打つ時代ミステリの良作である。

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posted at 21:32:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月18日

しかしながら本作の最大の見所は事件を通して探偵役である小四郎が得たものが最終話でどう結実するかであり、その結果が史実の非情さと相俟ってタイトルにもなっている「虹の涯」の意味を際立たせる点が実に秀逸。と同時にその積み重ねが前述したホワイダニットに対する説得力にも繋がっているのは○。

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posted at 21:31:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月18日

そんな本作をミステリとしてみると収録された全四話中三話までは不可能犯罪を巡るハウダニット、そして最終話のみ戦場に出没する謎の殺人鬼の動機を巡るホワイダニットを扱っているが、いずれもシンプルかつ伏線が丁寧なこともあって謎解きに至る前に真相に気付くのはそれほど難しくはないだろう。

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posted at 21:30:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月18日

作者が得意とする連作時代ミステリ第三弾。前二作と同じ江戸時代末期を舞台としつつも本作ではこれまでとは異なり歴史上の人物である天狗党――尊皇攘夷の思想を深くした水戸藩過激派の首領格である藤田小四郎を探偵役にしているのが特徴で、事件を通して彼の人生を活写してみせる。

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posted at 21:30:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年11月18日

戸田義長「虹の涯」読了。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる父の死の真相。蔵の中での不可能殺人。燃える密室で起きた傷害事件。そして戦場に度々現れる殺人鬼〈化人〉の謎――。天狗党の首領格・藤田小四郎が昔馴染みの漢方医・山川穂継と共に四つの難事件を解き明かした先に待つものは?

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posted at 21:29:36

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