麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2022年11月18日
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2022年11月18日(金)
しかしながら本作の最大の見所は事件を通して探偵役である小四郎が得たものが最終話でどう結実するかであり、その結果が史実の非情さと相俟ってタイトルにもなっている「虹の涯」の意味を際立たせる点が実に秀逸。と同時にその積み重ねが前述したホワイダニットに対する説得力にも繋がっているのは○。
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posted at 21:31:14
そんな本作をミステリとしてみると収録された全四話中三話までは不可能犯罪を巡るハウダニット、そして最終話のみ戦場に出没する謎の殺人鬼の動機を巡るホワイダニットを扱っているが、いずれもシンプルかつ伏線が丁寧なこともあって謎解きに至る前に真相に気付くのはそれほど難しくはないだろう。
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posted at 21:30:45
作者が得意とする連作時代ミステリ第三弾。前二作と同じ江戸時代末期を舞台としつつも本作ではこれまでとは異なり歴史上の人物である天狗党――尊皇攘夷の思想を深くした水戸藩過激派の首領格である藤田小四郎を探偵役にしているのが特徴で、事件を通して彼の人生を活写してみせる。
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posted at 21:30:11
戸田義長「虹の涯」読了。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる父の死の真相。蔵の中での不可能殺人。燃える密室で起きた傷害事件。そして戦場に度々現れる殺人鬼〈化人〉の謎――。天狗党の首領格・藤田小四郎が昔馴染みの漢方医・山川穂継と共に四つの難事件を解き明かした先に待つものは?
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posted at 21:29:36
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