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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年10月07日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月7日

一方、見立ての理由は犯人側の心情によるところが大きいため、ミステリとしては微妙なところだが、それさえ目を瞑れば充分納得するものに仕上がっている。そして何よりも三十年以上前に書かれたにも拘わらず、今でも通用する社会的内容に驚かされる作品である。

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posted at 20:13:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月7日

原子力発電所で起こる連続密室殺人と「サルカニ合戦」の見立ての謎。密室に関して言えば、それぞれ異なるシチュエーションを用意しつつ、原発という特殊状況下ならではの盲点を活かした仕掛けを使っているのが好印象。

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posted at 20:13:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月7日

長井彬「原子炉の蟹」読了。中央新聞の記者・原田は原子炉で多量の放射能を被爆した死体が汚染廃棄物としてドラム缶詰めで処分されたという事実を関東電力の藤平総務部長から言質を取り特ダネ記事を書くが関東電力側は全てを否認。それから間もなく密室状況の原発設備内で藤平の他殺体が発見される。

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posted at 20:13:00

2013年10月04日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

どちらかというと本格ミステリというより名犯人対名探偵的な側面が強いように思うが、その名犯人にしてもほとんど描写されないためイマイチ魅力に欠けるのが難。とはいえ様々なエピソードを纏め上げる豪腕ぶりは健在なので、その点に関しては大いに期待していい作品である。

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posted at 21:49:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

作者の得意とする奇想に関して言えば、ある政治的キーワードを出した時点で容易に分かってしまうものだし、一番本格ミステリしていた誘拐事件のネタは今年度に出た某作品と被ってしまっている。勿論ネタの見せ方に違いはあるものの、個人的には某作品の方が優れているように感じた。

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posted at 21:49:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

久々の御手洗シリーズの新作は近年の作品――「ゴーグル男の怪」「写楽 閉じた国の幻」「傘を折る女」等をミックスしたような内容に仕上がっている。上下巻にもわたる大作にも拘わらず一気に読ませてしまうリーダビリティは相変わらず流石だが、本格ミステリとして傑作かというと些か疑問が残る。

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posted at 21:48:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月4日

島田荘司「星籠の海」読了。瀬戸内海、松山沖・興居島の湾に流れ着く複数の死体。かつて信長を打ち破り、対黒船の切り札として福山藩主が用意していた秘密兵器、瀬戸内海で目撃される怪物、謎の新興宗教、連続する不審死、奇妙な赤子誘拐事件――怪事件の続く「時計仕掛けの海」に御手洗潔が挑む。

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posted at 21:48:35

2013年10月02日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

ちなみにこのトリック、普通なら思い付いたとしてもあまりのバカバカしさに真っ先に却下する類いのものだが、それを成立させるためにここまできっちりフォローしてくれればもはや言うことはない。キャラ物探偵小説好きで、かつバカミス好きな読者には是非お勧めしたい作品である。

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posted at 22:23:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

ミステリとしてみると、これといった推理もなく犯人が判明してしまうのは残念だが、その代わりトリックの方でとんでもないバカミスぶりを発揮してくれる。

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posted at 22:22:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

前半は軽いミステリ要素を盛り込みつつもドタバタ劇をメインに展開するが、後半になると一転、それまでの人物描写を効果的に活かしながら事件を通してキチンと探偵としての成長を描いているのがいい。

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posted at 22:22:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

死去した祖父の跡を継いで探偵になったのはいいものの、推理はからっきしのちっちゃな少女探偵・リディア・ホームズ(CV:阿澄佳奈)と、頭脳明晰の毒舌ワトスンによる掛け合いが楽しい本格ミステリ。

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posted at 22:21:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年10月2日

城島大「ちっちゃいホームズといじわるなワトスン 緋色の血統」読了。シャーロック・ホームズの孫にあたる少女、リディア・ホームズは伯爵家の未亡人の依頼で毒舌の美青年、ジェームズ・ワトスンと共に『歩く死体事件』を調査することになる。だが一行が伯爵邸に着いた翌日、不可解な殺人事件が――。

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posted at 22:21:10

2013年09月30日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月30日

唯一分からなかったのは犯人が拘る「24」の意味だが、こればかりはヒントが一切ないため分かるわけがない……とミステリとしてはかなり微妙ではあるものの、物語としてみれば展開に工夫を凝らし、なかなか読ませる作品に仕上がっている。よく言えば、ありがちな構図の物語を丁寧に書いた作品である。

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posted at 22:28:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月30日

ミッシングリンクテーマを扱った警察小説。とはいえ被害者たちの共通点は早い段階で読めてしまうし、犯人の正体に関しても鍵を握るある人物と接点があるのが主人公以外に一人しかいないため、すぐに気付いてしまう。

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posted at 22:27:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月30日

本岡類「水辺の通り魔」読了。佃島で新聞配達員の青年が、牡丹町公園でOLが出刃包丁を持った何者かに襲われ、一人は死に一人は重傷を負った。警察は手口が同じことから同一犯の仕業と断定するが被害者たちに共通点は一切ない。そんな中、暴走族の元リーダーがボウガンで狙撃された事件が発覚し……。

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posted at 22:27:36

2013年09月29日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月29日

ミステリとしては要所要所に抜かりなく犯人への手掛かりを仕込む一方で論理的な推理だけでは少々苦しい点もなきにしもあらずだが、それも最後に明かされる凄まじい動機が帳消しにしてくれる。ラストシーンはミステリ史上の名場面と言っても過言ではなく、芸に憑かれた人間の業に背筋震える秀作である。

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posted at 21:03:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月29日

名探偵・伊集院大介シリーズの第一作にして原稿用紙九百五十枚にわたる大作。本作が何よりも素晴らしいのは多彩な登場人物を書き分けつつ、複雑極まりない愛憎劇を描き切った点であり、それらを丁寧に積み重ねながら、やがて迎えるカタストロフィまで一気に読ませる筆力は半端ではない。

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posted at 21:03:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月29日

栗本薫「絃の聖域」読了。長唄安東流の家元・安東喜左衛門の邸内で女弟子が殺された。かねてより一族には異様な憎悪が渦巻いていたが肝心の被害者を殺害する動機を持つ人間は見当たらない。やがて喜左衛門の孫の塾教師である伊集院大介の予言通り第二の殺人が起こるが現場は不可解なことに密室だった。

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posted at 21:02:33

2013年09月28日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

しかしそれが終盤で、あるものとの対比として活かされているのは○。また雪密室の真相にしても、特に目新しさはないものの、女探偵の些細な違和感から丁寧に推理を積み上げているのがいい。本作は雪密室の不可能興味もさることながら、何より女の強さと異常な動機が印象深い作品である。

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posted at 18:38:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

呪われた一家で起こる奇怪な連続殺人に体当たりで挑む女探偵の活躍を描いた作品。とはいえ前半は高校生の娘に手を焼く女探偵の母としての苦労話という、事件とは全く関係ないエピソードが長々と語られるため、読者の中には戸惑う人もいるかもしれない。

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posted at 18:37:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

青柳友子「帰りは怖い」読了。まるで千手観音像のように十数本の竹槍を突き刺されて惨殺された老教授・上山公一郎。それから間もなくして、今度は息子の公人が雪の降り積もった朝に密室状態の書斎で首吊り死体となって発見される。平家の血をひく呪われた一家にはどんな秘密が隠されているのか?

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posted at 18:31:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

ホラーらしく時折さりげないシーンにゾクリとするような伏線を入れているのは○だが、終盤のどんでん返しがくど過ぎて段々どうでも良くなってしまうのが難。また少々キャラ物要素を取り込み過ぎて折角の怖さが薄まってしまっている感もなくはないが、ミステリ風ホラーとしては悪くない作品だと思う。

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posted at 18:31:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

奇妙な遺言書、孤島に建つ異形の館、怪しげな人々、クローズド・サークル、首切り、密室、見立て等々、本作には様々な本格ミステリ的ガジェットが詰め込まれているものの、その真相はあくまで本格ミステリではなく、ホラーであることが興味深い。

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posted at 18:31:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

寺川智人「クロとシロの囲い屋敷」読了。稀代の相場師、芦屋済が死んだ。昭和58年に書かれた彼の遺言書には何故か当時生まれていないホラー作家・竜崎縁の名があった。それから数日後、芦屋一族の住む奇怪な造りの蔵と屋敷がある孤島・古銭島へ赴いた竜崎はそこで陰惨な連続殺人事件に巻き込まれる。

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posted at 18:30:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

勿論OLの遺体発見シーンに提示されたある手掛かりからのロジックなど目をひく部分もなくはないが、この程度なら短編でいいのではと思ってしまう。また俳句好きという設定や清酒「浦霞」を傾けながらの謎解きも滑っている感が否めず、正直自分はあまり良い印象を持てなかった。

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posted at 18:30:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

ひたすら堪え忍ぶ系の本格ミステリ。事件を丹念に描いていると言えば聞こえはいいが、これといった盛り上がりもなく淡々と捜査で判明したことを書き並べていく展開は苦行以外の何物でもない。これで真相が面白ければまだマシなのだが残念ながらそれを帳消しにするだけのものがあったとは到底思えない。

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posted at 18:29:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月28日

平石貴樹「松谷警部と目黒の雨」読了。目黒本町のマンションでOLが殺害された事件の背景にある大学時代のクラブ仲間を調べると過去五年間に関係者が三名も死亡していることが判明した。だが容疑者たちにはアリバイがあり、動機も不明。俳句が趣味の松谷警部と、白石巡査の捜査の行方は?

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posted at 18:28:05

2013年09月25日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月25日

また恒例のメタ的仕掛けも、テーマの重さに対しトラベルミステリーとしての軽さが災いしてどうにも滑っている感が否めない。これなら素直に戦時中の沖縄と現在の沖縄を交互に描いたノンシリーズ物のミステリを書いてしまった方が良かったように思う。

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posted at 21:32:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月25日

一方、若い女が突然老婆になる謎にしてもあそこまで言及したら、これしかないだろうと察しがついてしまうのもさることながら、そうする必然性がイマイチ弱いのが気になる。そういう意味ではまだ前者の方が必然性があるだけマシと言えるだろう。

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posted at 21:32:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月25日

辻作品ではお馴染み、ポテト&スーパーが活躍する本作は、謎だけ見れば非常に魅力的なのだけど、いかんせん真相がすぐに読めてしまうのが難。特に自宅の庭で轢き殺された謎は答えがあからさま過ぎて、むしろそれがミスリードじゃなかったことに驚いてしまった。

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posted at 21:32:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月25日

辻真先「沖縄県営鉄道殺人事件」読了。鍵のかかったホテルの一室で突然、老婆となってしまった若い女。線路のない沖縄の自宅の庭で列車に轢き殺された男。相次ぐ怪事件は四十五年前に起きた謎の列車爆発に起因するのか?推理作家の牧薩次(ポテト)とその恋人・キリコ(スーパー)が解明した真相とは?

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posted at 21:31:52

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