麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2010年10月08日(金)
似鳥航一「はい、こちら探偵部です」読了。密室での殴打事件と死神目撃事件。二つの奇妙な事件に探偵部に所属する美少女、栗原玖梨湖が挑む本作はラブコメ要素がふんだんに盛り込まれている一方で「火刑法廷」の名前が作中に出てきたりとミステリファンに対するアピールもばっちりの作品となっている。
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posted at 20:57:14
……という内容だったら、どんなに良かっただろうか(溜め息)。あとがきによると本作は「ラブコメ+部活もの+日常系ミステリー」を目指したとのことだが、どちらかと言えば本作は「ラブコメが書けない人間が無理して書いたダメラブコメ+ダメミスの融合」といった方が正しいかもしれない。
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posted at 20:57:51
正直本作を読んでいると脳がとろけそうになるから困る。例えば本作の序盤でこんなやり取りがある。<「(前略)たとえば探偵のどんなところが素敵なんだい?」栗原さんは瞳をきらきらさせながら、迷うことなくきっぱり言った。「キュンキュンするところ」うわっふー。膝が抜けてがくんとなる。>
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posted at 21:00:02
それを読んだ瞬間、自分も「うわっふー」と思ったのは言うまでもない(爆)。そしてこんなやり取りが象徴するようにミステリとしても「うわっふー」な出来である。あとがきで作者は自分が推理小説好きであると語っているが、本当に推理小説好きだったらこんな「うわっふー」な出来にはならないと思う。
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posted at 21:00:52
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