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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2023年04月04日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月4日

辺天使/津田穂波「ボクとキミの二重探偵」8巻(完結)読了。双子の真相に関しては予測の範疇だった反面、刑事のアレは完全に予想外でビックリした(ジョジョの某キャラを思い出したが冷静に考えれば自然な落としどころか)。しかし前巻のギャグすれすれのラストから一転、綺麗な着地でほっと一安心。

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posted at 09:23:22

2023年04月07日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月7日

秋傘水稀「30ページでループする。そして君を死の運命から救う。」読了。夏祭り会場で銃撃事件が発生、俺にとって大事な少女が撃ち殺された悲劇を機に俺は悲劇を変えるまで謎のペンギン少女と共に何度も事件当日を繰り返すループ現象に陥ることに。しかもなぜか行動できるのは30ページ分までで……。

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posted at 23:34:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月7日

突然30ページ分までしか行動できないという謎の制約があるループ現象に陥った主人公がペンギンの着ぐるみを着た謎の少女と共に悲劇を食い止めようとする青春ループミステリ。ちなみにこの30ページとはこの作品自体の頁数でありしかもループが始まると同時に30からのカウントダウンも始まるのが面白い。

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posted at 23:34:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月7日

但し面白いのはそこまでで、その設定に必然性がなくただの演出で終わってしまっている点もさることながら、全体的に掘り下げが甘いまま物語が進むので、頭脳戦になっていない頭脳戦もどきを延々と読まされるのが正直かなり辛い。

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posted at 23:36:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月7日

更にミステリを謳っているくせにそもそもなぜこんな事件が起きたのか、なぜこんな現象が起きたのか、そして銃撃事件を起こした犯人は誰なのか全て謎のまま終わるのはさすがにどうかと思う。もし続編ありきでこうしたというのであればそれは作者にとっても読者にとっても不幸な結果しか生まないだろう。

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posted at 23:36:58

2023年04月08日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月8日

岬鷺宮「三角の距離は限りないゼロ9 After Story」読了。奇妙な三角関係が終わりを告げてしばらく。僕と彼女を待っていたのは当たり前の、だけど何より願っていた日常だった。恋人同士の何気ないやり取り、級友と過ごす高校最後の夏、それぞれの進路、そして卒業――これは二人の今を綴るその後の物語。

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posted at 13:39:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月8日

二重人格の少女と僕の恋愛模様を描いた「三角の距離は限りないゼロ」シリーズ完結後の物語を収録した短編集。あとがきによると主人公たちが卒業するところまで見たかったという読者の声に応えたとのことで、本編の余韻にもっと浸りたかったという読者にとっては打ってつけの内容と言えるだろう。

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posted at 13:39:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月8日

ちなみに本作は見方によっては作者のもう一つの作品「読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから」のアフターストーリー的側面があるのもさることながら現在進行中の「あした、裸足でこい。」シリーズに繋がる構成にもなっており、そういった作者のサービス精神に感心させられる作品である。

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posted at 13:39:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月8日

「ダークグラス」観了。女性版「わたしは目撃者」とも言うべきジャッロ物。アルジェントらしい強引すぎる展開が微笑ましいものの、それでも往年の作品以上に粗さを感じてしまうのは脚本がいつにも増してシンプル過ぎる故だろう。とはいえ80歳を超えてなお衰えない創作意欲は素直に凄いと思う。

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posted at 23:41:21

2023年04月09日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月9日

「プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章」観了。いわゆる溜め回にあたる内容で現時点ではこれといった見所はないが、色々と伏線が仕込まれている印象はあるので最終的に全6章が出揃った時の伏線回収で評価が上がる話なのだと思う。とはいえ、このラストからどう逆転していくのか今後に期待。

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posted at 19:30:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月9日

「オオカミ狩り」観了。海上の大型貨物船を舞台に凶悪犯罪者たちと警察が血みどろのバトルロイヤルを繰り広げる話……かと思いきや正体不明の怪人(!?)が目覚めてから物語は予測不能のモンスターホラーへと早変わり。とんでもない血の量と人体破壊の連続に気付けば爽快感すら覚える怪作である。

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posted at 19:42:57

2023年04月12日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月12日

平石貴樹「スノーバウンド@札幌連続殺人」読了。札幌の街中でナンパされ、誘拐された久美子の「目の前」で誘拐犯である浩平が殺された。その犯人も見つからないうちに新たな殺人事件が起きて――。複雑に入り組む事件を解きほぐそうとする車椅子の美貌の弁護士・山崎千鶴が辿り着いた衝撃の真実とは?

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posted at 20:03:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月12日

「サロメの夢は血の夢」に引き続き、車椅子の弁護士・山崎千鶴が探偵役を務める長編ミステリ。前作同様、関係者たちのリレー方式で語られつつもそこに手記が用いられている本作の見所は物語が進むにつれて変化していく事件の構図であり、それが同時にミスディレクションも兼ねている点がまず秀逸。

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posted at 20:03:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月12日

その一方で一部の手掛かりの出し方はかなり大胆で殆ど答えとも言えるある手掛かりが探偵役の境遇と結び付くことで示されるほろ苦い解決は実に忘れ難いものがあるだろう。また北海道の特色を活かしたトリックも地味に(?)よく出来ているし、本作の独特な構成に隠されたある仕掛けも遊び心があって○。

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posted at 20:03:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月12日

派手なトリックやロジックがあるわけではないが、職人芸を感じさせる緻密な構図の見せ方とそれに付随した人間ドラマが何とも味わい深い佳作である。

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posted at 20:03:51

2023年04月14日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月14日

小杉健治「法廷の疑惑」読了。交通事故に遭った母親が植物状態になったことで相羽李奈子の人生は大きく一変してしまった。事故の加害者である北川が出所後に起こした事件の弁護を引き受けた水木弁護士は李奈子の母親殺害未遂事件の弁護も担当することになったが、事件の裏には意外な事実が……。

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posted at 09:09:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月14日

植物人間をテーマにした事件の裏に潜む意外な事実に小杉作品ではお馴染みの水木弁護士が迫る長編ミステリ。前半は幸せの絶頂にあった人々が交通事故による植物人間化をきっかけにいかに大きく人生を狂わされていったか、その落差のある物語でじっくり読ませてくれる。

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posted at 09:10:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月14日

そして後半になると一転ミステリへと変貌、二転三転する展開が楽しい。尤もそこまで意外な真相が用意されているわけではないものの、かなり早い段階で仕込まれていた某シーンによるミスディレクションは成功しているし殺害未遂事件に隠された些細な矛盾からの論理的な推理は読み応えがあって○。

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posted at 09:10:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月14日

本作は植物人間や安楽死を巡る社会問題に鋭く切り込みつつも水木弁護士らしい人情も忘れない、法廷ミステリの良作である。

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posted at 09:10:53

2023年04月15日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月15日

芦辺拓「ラブドールはなぜ殺される」読了。TS探偵が消えたラブドールと突如出現した死体の謎に挑む話。ネタ的には誰もが一度は考えた事があるものながらそこから更に発展させ奇妙な死体出現の謎を演出しつつ真相に説得力を持たせる為のHシーンまで用意した点は○(ただ所々オタク用語が滑ってる気も)

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posted at 13:45:21

2023年04月16日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月16日

「劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影」観了。灰原に焦点を当てた劇場版第26弾。ほぼ戦争状態のアクションに埋もれる事なくフーダニットと不可解な毒殺を盛り込んでいるのは流石。一部のロジックには無理やり感もあるがアクションに巧く隠した決め手は○。何よりこれだけの内容を綺麗に纏めた脚本に感嘆。

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posted at 14:11:59

2023年04月19日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月19日

深木章子「灰色の家」読了。常駐看護師の冬木栗子が勤める老人ホーム「山南涼水園」で男性入居者が滝壺に飛び込んで自殺した。自責の念に駆られた栗子が調べ始めると遺産問題、派閥争い、横恋慕……と施設内部を蝕む黒い秘密が露わになっていく。そんな中、更なる入居者の〝自殺〟が発生してーー。

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posted at 10:48:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月19日

作者の看板探偵である元刑事・君原継雄が自身の入居する老人ホームで相次ぐ〝自殺〟事件の真相に迫る長編ミステリ。本作で描かれる老人ホーム事情は自殺が起きても不思議ではない説得力があるのもさることながら、読者も決して無関係ではない明日は我が身と言える問題で大いに考えさせられるだろう。

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posted at 10:48:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月19日

そしてそれは本作のミステリ部分とも密接に繋がっており、特に動機はやや短絡的なように見えて、意外と今の社会ならあってもおかしくはないかもと思わせる匙加減が○。また犯人特定のロジックとそれを逆手に取った逆トリックにもこの作者らしい技巧が感じられる佳作である。

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posted at 10:49:19

2023年04月20日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月20日

渡辺優「私雨邸の殺人に関する各人の視点」読了。嵐の私雨邸に取り残された十一人の男女。資産家のオーナーは密室で刺殺され、探偵不在のクローズド・サークルが始まる。館に集ったのは怪しい人物ばかり。一体誰が犯人を当てるのか。各人の視点からなされる推理の先に思わぬ悲劇が待っている。

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posted at 13:50:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月20日

嵐によって陸の孤島と化した曰く付きの屋敷で起きる連続殺人を描いた長編ミステリ。本作の帯を見ると探偵不在のクローズド・サークルと、複数視点で語られる事実を統合すると犯人が分かるという二点から新感覚ミステリと称しているが、それ自体は別段珍しいものではない。

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posted at 13:50:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月20日

しかしながらネタの目新しさこそないものの複数視点であることを活かしたミスディレクションと多重推理は悪くはないし動機に関しても推理することは難しいかもしれないが物語として必要な伏線は張ってあるので充分納得することはできるだろう。少なくとも過度な期待さえしなければ楽しめる作品である。

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posted at 13:50:26

2023年04月22日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月22日

「ハロウィン THE END」観了。2018年版「ハロウィン」から続く三部作完結編。まさかの新キャラ登場で描かれるドラマはやりたいことは分かるがマイケルを脇役に退けてまでやる話とは思えないし全編殺意が漲っていた前作「KILLS」と比べると正直失速感が否めない。結末は悪くないが過程で失敗した印象。

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posted at 22:11:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月22日

「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」観了。忍者アクション!グロ!鮫!以上!というコンセプトが素敵なB級映画。ただどちらかというと鮫映画というより忍者映画な気もするがそれはアクションに定評ある監督だけに致し方ない所だろう。欲を言えば鮫のCGはもっと頑張ってほしかったが、くノ一の見せ方は○。

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posted at 22:47:26

2023年04月23日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月23日

河合莞爾「カンブリア3 無化の章 警視庁「背理犯罪」捜査係」読了。都知事選候補者殺害は《能力者》によるものだった。実行犯と目される伊沢は過去に起こった凄惨な殺人事件の真犯人とも考えられる。尾島、閑谷ら特殊八係は伊沢の所在を追うがその最中、新たな《能力者》による強盗事件が起きて……。

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posted at 14:43:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月23日

特殊能力者による犯罪「背理犯罪」に立ち向かう特殊八係の活躍を描いた警察小説三部作の完結編。扱っている事件は前作からの続きではあるものの今回はコロナ禍ならではの捜査に加えて、コロナ禍に進化論を絡めることで特殊能力者が次々と生まれた背景に迫っている点が興味深い。

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posted at 14:43:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月23日

更にある予想外の事件を用意して読者をあっと驚かせた後に、その事件の真相をまさかのタイミングでさりげなく張られていた伏線を回収しつつ解き明かしてみせるところはこの作者の本領発揮と言っていいだろう。

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posted at 14:43:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年4月23日

尤もある人物に隠された秘密に関してはヒントがあからさま過ぎてやっぱりなとしか思えなかったが、それでも三部作通して回収される伏線は圧巻であり、少なくともここまで付き合って良かったと思えるくらいには読み応えのある良作である。

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posted at 14:43:15

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