麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2010年12月17日(金)
明月千里「月見月理解の探偵殺人4」読了。人気ネットゲーム「探偵殺人ゲーム」のコミュニティ「黒の箱庭」。そこで勝者となるとどんな願いも叶うと言われる一方で何かと黒い噂も後を絶たなかった。そんな「黒の箱庭」が主催するゲームに妹の遥香が参加する事を知った初は自らも参加する事を決意する。
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posted at 03:54:34
「探偵殺人ゲーム」を題材として扱うのはシリーズ第一巻以来、今回で二回目。一巻の時はほとんど物語に絡んでこなかったのに対し、今回は物語の大半がそれに割かれているのは良い傾向と言えるだろう。しかしながら、それが物語と有機的に結び付いているとはお世辞にも言い難い。
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posted at 03:57:08
というのもこの手のゲームを扱った他作品(土橋真二郎「殺戮ゲームの館」、御影瑛路「空ろの箱と零のマリア」)に比べ本作は読者に対しゲーム内容を面白くみせようという気が全く感じられないのだ。ただただ起こった出来事が淡々と書き連ねてあるだけで、心理的駆け引きによる意外性は一切ない。
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posted at 03:59:47
なんというかここまで酷いと、作者が根本的にこの手の作品の魅力を理解していないとしか思えない。それは二巻のデスゲームの時も思ったことだが、まさか同じ過ちをまた繰り返すとは思わなかった。三巻で多少なりとも復調の兆しが見られていたただけに、この結果は非常に残念でならない。
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posted at 04:03:26
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