麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2011年09月02日
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2011年09月02日(金)
石崎幸二「日曜日の沈黙」再読了。お金では買えない究極のトリックを見つけたと言い遺して密室で死んだ推理作家・来木来人。それから二年後、その来木が企画するミステリーイベント『ミステリィの館』が開催される。見事正解した参加者に与えられる賞品は来木の未発表資料、もとい究極のトリック――。
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posted at 00:15:29
実を言うと昔本作を読んだ時は差ほど評価していなかったのだけど今回再読してみて大分評価を改めた。とはいえ当時感じた欠点は殆ど変わっていない。登場人物が無駄に多過ぎる。描写が希薄で事件に魅了が一切感じられない。『ミステリィの館』で出される問題の真相も取り立てて優れているとは思えない。
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posted at 00:16:07
ではどこで評価を改めたのか? ……それは究極のトリックの正体に他ならない。これに関しては面白いと感じるか呆れるかの二者択一だと思うが、今の自分はそこに面白さと共に、ある種の心地いい余韻を感じた。こういう余韻を与えてくれるタイプは石崎作品の中ではかなり珍しいと思う。
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posted at 00:17:05
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