麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2012年10月10日
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2012年10月10日(水)
青崎有吾「体育館の殺人」読了。風ヶ丘高校放送部の部長が殺害された旧体育館の舞台袖は発見当時、密室状態だった。発見者の一人である柚乃は、殺人の嫌疑をかけられた卓球部の先輩の窮地を救うため、学内一の天才であると同時に学内で暮らすアニオタの変人・裏染天馬に助けを求める――。
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posted at 22:09:11
久々にここまでベタなミステリを読んだ。これを王道と捉えるか、よくある設定の寄せ集めと捉えるかは人それぞれだろうが、個人的には徹頭徹尾、ベタに徹したために読みやすかったのは好印象。但し本作をミステリとしてみた場合、かなり問題がある。
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posted at 22:09:42
まずロジックを売りにしているにも拘わらず、所々に詰めの甘さが目立つ。探偵が「○○だから○○だ」と断定する度に「そんな弱い根拠で大丈夫か?」とツッコミたくなったのは一度や二度ではないし、また密室のキーアイテムであるアレの存在が不自然すぎて全く盲点になってないのもいただけない。
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posted at 22:10:11
実際選評を見ると結構辛辣なことが書かれており、帯の大絶賛の文字は何だったのかという気がしないでもない。とはいえ、本格ミステリに対する情熱は充分感じることはできたので、二作目ではミステリとしての完成度もさることながら、何よりこの作者にしか書けないものを期待したい。
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posted at 22:10:29
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