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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2012年11月29日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

梶龍雄「男と女の探偵小説」読了。戦時中の浅草で起こった殺人事件の真相「追憶の中の殺人」、密室で死んでいた恋多き女「黒猫の数」、古い校舎に出現する幽霊の意外な正体「イ2号館の幽霊」、友人から絶対に捕まることはない誘拐計画を持ちかけられる「妖精の誘拐」他、全八編収録。

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posted at 18:12:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

本作はある意味、梶龍雄の全てが詰まっている作品集である。例えば「追憶の中の殺人」からは旧制高校シリーズなどの青春ミステリを、「黒猫の数」からは人妻探偵シリーズを、「遠い景色」からはストリッパー探偵シリーズを……といった具合に作者がこれまでに発表した様々な作品を彷彿とさせる。

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posted at 18:12:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

また「妖精の誘拐」ではお馴染みのカジタツ語(?)を堪能できるし、「母と子の探偵小説」では掲載紙(「幻影城」)を意識してか、あちこちに盛り込まれた探偵小説に纏わるエピソードの中に「赤毛連盟」について言及している箇所があり思わずニヤニヤさせられる(理由は「龍神池の小さな死体」参照)。

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posted at 18:14:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

ミステリとしては「イ2号館の幽霊」が最も凝っているが、この手の作品は労力の割りにインパクトに欠けるのが難点か。個人的には「妖精の誘拐」がベストだが、この短編のアイディアは後に作者の某長編にも活かされている(そして、見せ方もそちらの方が上)。

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posted at 18:14:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

その他、短い中にも丁寧に伏線を張った「黒い服の少女」や赤川次郎を思わせる黒さが素晴らしい「母と子の探偵小説」も捨てがたい。

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posted at 18:15:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

三津田信三「のぞきめ」読了。作家の「僕」が知った二つの恐ろしい体験談。それはやがて、一つの呪われた村の物語へと収斂していく。――読んでは駄目。あれが覗きに来る。

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posted at 22:40:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

作家・三津田信三を登場人物としたシリーズの新作。しかしながら、その構成は「幽女の如き怨むもの」と非常に似通っている。明らかにホラーとしか思えない二つの物語が語られた後に、刀城言耶ならぬ三津田信三が一つの合理的な解決を示す。

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posted at 22:40:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年11月29日

但し本作の真相は「幽女~」に比べると分かりやすく、しかも三津田ファンであればそれが某作品のトリックの変形であることに気付くはずだ。とはいえ真相のうち、ある人物の正体については充分驚いたし、何よりホラーとして本作が頁をめくる手が止まらなくなるほど面白い作品であることは間違いない。

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posted at 22:41:33

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