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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年01月17日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

司城志朗「存在の果てしなき幻」読了。九歳になる娘が事故に遭ったという知らせを受けて会社社長の麻宮が病院に駆けつけると娘は入院しておらず、首を傾げながら家に戻ると妻はいない、犬もいない、預金通帳も判子も権利書もない。挙げ句の果てには会社すらもなくなり、代わりに妻殺しの容疑が……。

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posted at 14:18:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

何もかも失い、長らく夢と幻の世界を彷徨っていた男が、消えた妻の行方を追って一人奔走する物語。その展開は驚きの連続であり、いい意味で先の読めない物語になっている点もさることながら、それをミステリとしても巧く活用しているのは○。

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posted at 14:19:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

そして終盤に明らかになる、ある事件の犯人を特定するロジックはシンプルながらも説得力がある。派手な仕掛けこそないが、所々に作者の技巧が窺える、プロット型本格の隠れた良作である。

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posted at 14:19:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

池田雄一「不帰水道」読了。昭和41年暮れ、九州南端に近い指宿の海岸で代議士秘書の他殺体が発見された。程なくして捜査線上に一人の容疑者が浮かぶが彼には鉄壁のアリバイがあった。やがて事件は迷宮入りとなり捜査本部は解散。だが一人の老刑事だけは時効の壁と戦いながら執拗に犯人を追い続ける。

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posted at 18:55:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

本作は最初から犯人が分かっている倒叙形式を採用しており、ミステリとしてはアリバイトリックがメインになる。なおトリックに関しては「本件ミステリ・フラッシュバック」で市川尚吾氏が「ロマンがある」と称しており、実際自分も読んでみて同様の感想を抱いた。

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posted at 18:56:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

確かに本作のトリックは島田荘司作品にも似た趣がある。とはいえ、どちらかというとミステリよりも登場人物の悲哀に主軸が置かれており、トリックは驚きよりもドラマを盛り上げるための演出の一環という印象が強い。本作は事件を通して描かれる人間ドラマが読みたい人には打ってつけの作品である。

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posted at 18:56:50

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