麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2013年03月04日
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2013年03月04日(月)
大谷羊太郎「悲鳴」読了。バンドマンの芳夫が関わった四つの悲鳴。一つ目は人影の少ない海岸で彼の姿に驚いた若い女が上げたもの。二つ目は裏窓から覗いた不審者に怯えたホステスの悲鳴。三つ目は密室で見知らぬ男と遭遇した彼自身の悲鳴。そして、四つ目の悲鳴の後に殺人が……。表題作含む七編収録。
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posted at 21:02:15
サスペンス物と本格が混在したノンシリーズ物の短編集。収録作にはエレキギターやオートバイといった作者の趣味が反映されているものがあり、特に表題作はそうした要素を巧く活かして、謎を解くきっかけにしている点が興味深い。
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posted at 21:02:57
ただしサスペンス物にしろ本格にしろ、ほとんど真相(もしくはオチ)が読めてしまうのが残念。唯一例外なのは殺人が絡む移動時間の謎を扱った「死体は待っていた」で、状況設定とトリックが違和感なく融合した良作と言っていいだろう。
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posted at 21:04:05
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