麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2013年06月16日
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2013年06月16日(日)
井沢元彦「五つの首」読了。将軍・足利義昭を織田家に招くため腐心する信長の許に首狩人と名乗る者から五つの首なし人形が届く。程なくして岐阜城下で瓜商人の首なし死体が発見され、残された白木の札には「一番首頂戴」の文字が――。一方、織田家に向かう義昭には、暗殺者の魔の手が忍び寄っていた。
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posted at 12:28:10
織田信長が探偵役を務めるシリーズの二作目。「策略の首」もそうだが、このシリーズの長編は首切りテーマとコンゲームの融合が非常に秀逸であり、それを違和感なく成立させるために戦国時代という舞台を持ってきた作者の判断には脱帽と言わざるを得ない。
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posted at 12:28:37
本作に関して作者は「短編(シリーズ一作目は短編集)と違って一段と困難な試みだった」と語っているが、確かに将軍暗殺計画と連続首切り殺人が同時に展開する本作の凝った構成をみると、その苦労が窺われる。
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posted at 12:28:59
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