麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2013年09月13日
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2013年09月13日(金)
東野圭吾「祈りの幕が下りる時」読了。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが数日後、葛飾にあるアパートで他殺体となって発見された。一方、新小岩の河川敷にあるホームレスの小屋で身元不明の男が殺され、焼かれる事件が起こる。二つの事件に隠されたパンドラの箱の正体とは?
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posted at 22:07:46
加賀刑事シリーズの十作目。シリーズ七作目の「赤い指」が加賀と父親の絆を描いた作品だったのに対し、本作では加賀と母親の絆を描いている。ミステリとしてみると本作で使われているネタは定番ではあるものの、それを簡単には悟らせまいと二重三重の煙幕を張っている点に相変わらずの巧さを感じる。
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posted at 22:08:05
またネタを成立させるための工夫が極めて現代的なのも興味深い。一部、舞台に関する描写が弱いために終盤で明かされるある事実がそれほど効果を上げられていないなどの不満はあるが、全体的にみれば手堅く纏め上げた良作と言っていいだろう。
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posted at 22:08:14
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