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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2014年07月06日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年7月6日

笹沢左保「海の晩鐘」読了。西ドイツのボンに留学中の美少女ヴァイオリニスト・神尾八千代の許に母・貴子が知人の男と共に九州の天草で心中したとの一報が入る。やがて事件は新たな殺人を引き起こし、父・夕起夫が疑われるが夕起夫には貴子が心中したとされる時間、東京にいたというアリバイがあった。

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posted at 16:18:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年7月6日

父を慕い、不貞を働いていた母を憎む美少女ヴァイオリニストのヒロインが、単身で事件を追う中年刑事とコンビを組み、真相を探り始める――本作の設定だけ聞くとまるで赤川次郎のようだが、アリバイトリックや人物設定まで細かく計算した犯行計画を始め、その料理の仕方は紛れもなく笹沢作品である。

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posted at 16:18:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年7月6日

アリバイトリックのヒントがあからさま過ぎるのが難だが、別の始点から見ることで意味合いがガラリと変わる遺書や心中自体がある犯行の絶妙な隠蔽になっている点など、細かいところでよく練られている。またラストに明かされる意外な事実が物語の悲劇性をより高めているのも○。

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posted at 16:18:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年7月6日

本作は、運命に翻弄される繊細な少女の物語と本格ミステリのバランス感覚に優れた佳作である。

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posted at 16:19:01

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