麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2014年07月17日
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2014年07月17日(木)
遠藤武文「フラッシュモブ 警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉」読了。求婚パーティでの殺人、誰もいない櫓から射殺された男、人殺しに息子を盗られると主張する女、事故死と思われた老婆の死に隠された秘密、雪の山荘での連続殺人。世にも無礼な変人警視正・安孫子弘の前に五つの犯罪が立ちはだかる。
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posted at 23:40:32
無礼というよりむしろ○チガイといった方が正しい安孫子警視正が探偵役を務めるシリーズの第二短編集。本作はシリーズ中最も本格ミステリ寄りの内容になっているのが特徴で、これまでは噴飯ものの解決が殆どだったのに対し本作では意外にも(!)きちんと着地しているものもあることにまず驚かされる。
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posted at 23:41:11
とはいえダイイング・メッセージがただの駄洒落だったり、真相がバレバレだったり、犯人としての根拠が弱かったり、謎解きに説得力がなかったり、特殊知識に依存し過ぎだったりと不満もかなり多いが、それでもベストを選ぶなら雪の山荘と密室という本格の王道に挑んだ「密室の熊」になるだろう。
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posted at 23:41:40
都合二つ出てくる密室のうち個人的に面白かったのは第一の密室で、氷柱という要素を取り入れているのもさることながら、それに死者が変装していた理由を巧く結び付けている点が○。ただその一方で犯人の決め手となるものにどことなくダメミス臭を感じてしまうのはご愛嬌(爆)。
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posted at 23:41:55
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