麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年11月03日(月)
辻真先「幽霊の殺人」読了。劇団〈大劇魔団〉のPR漫画を依頼され、劇団へ取材にやってきた無名の漫画家・大日向陽。折しもそこでは役者が実名のまま登場する推理劇〈幽霊の殺人〉の通し稽古が行われていた。やがて虚構と現実の交錯する芝居に惹き込まれる陽の前に謎の美少女が現れて――。
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posted at 21:12:00
「天使の殺人」に続く舞台劇の小説化第二弾。ミステリとしてみると舞台劇ならではの小道具を駆使した仕掛けは楽しいが、どんでん返しをすればするほど伏線が乏しくなっていくのが難。
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posted at 21:12:18
故にどんでん返しに関してはあくまでミステリというよりシチュエーションコメディ(というにはあまりにもオチが黒すぎるが)としての捻りとしてみた方が吉かもしれない。個人的には「天使の殺人」より面白かった。
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posted at 21:12:35
笹沢左保「夜明け」読了。元刑事のタクシードライバー・夜明日出夫はある晩、熱海まで美人OL・水木小百合を乗せた。が、彼女は同時刻に起きた那須別荘殺人事件の容疑者だった。小百合のアリバイを証言する最有力の証人である夜明は皮肉にも彼女のアリバイ崩しに挑む羽目に……。
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posted at 22:46:53
元刑事でタクシードライバーの夜明日出夫が探偵役を務めるシリーズの二作目。本作が秀逸なのは何と言っても探偵役自身が言っているように○○をより○○に見せかけた点だろう。巧い隠蔽であると同時に、その工作の一つ一つが気付きのポイントになっているのもいい。
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posted at 22:47:52
またある謎のメッセージが物語のいいアクセントになっているのも○。前作の「アリバイの唄」に引き続き、本作もまたキャラの魅力と謎のバランスに優れた良作である。
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posted at 22:48:11