麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2016年02月27日(土)
長沢樹「幻痛は鏡の中を交錯する希望」読了。ある才能を見込まれた僕は何も知らぬまま「普通の世界」から切り離され、予科院――諜報院養成機関に送り込まれる。そこで僕に課せられた課題は適切な状況下で《暗殺》されることだった。
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posted at 15:29:05
「武蔵野アンダーワールド・セブン」シリーズと世界観がリンクする、青春要素のあるスパイ物。基本的には僕が主人公ではあるものの、それ以外の視点で進む話も多く、しかも視点人物の素性や思惑は一切伏せられているため、ある意味広義のホワットダニット物として読みこともできる。
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posted at 15:29:22
ただいかんせん登場人物が多すぎて明らかにキャラが描き切れていないし、舞台を映像系の芸術学校にした設定もほとんど活かされていない。青春要素をやりたいならもっと登場人物を絞り、学校での日常パートを強化するなどしてきっちりキャラを描くべきだった。
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posted at 15:29:57
円居挽「シャーロック・ノートII 試験と古典と探偵殺し」読了。探偵養成学校・鷹司高校で起きたカンニング事件。剣峰成と太刀杜からんが調査に乗り出し解決したと思ったのも束の間、カンニングの新たな証拠が見付かり、審議は生徒会裁判“将覧仕合”へと委ねられることになった。
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posted at 15:37:56
シリーズ二作目。前作同様、三話構成となっているが、ほぼメインは三章の裁判と言っていいだろう。とはいえ他の章にも見所がないわけではなく、例えば二章ではこれから起きる事件に対するアプローチの仕方や倒叙ミステリに対する思い込みを巧く捻った点、金田一の某作に引っかけたメッセージが○。
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posted at 15:38:11
そして三章に関しては作者が得意とする裁判での応酬に絡めたどんでん返しの連続と一、二章に張られた伏線の怒濤のような回収もさることながら、個人的にはギャグ的な物証からの最後のひっくり返しが良かった。ただ欲を言えば、そろそろこれまでとは違うものを読ませてほしいところではある。
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posted at 15:38:42
「珍遊記」観了。原作既読。原作を知っているとオリジナルパートに違和感しか覚えないし、そもそも玄奘のラブコメ要素がどこに需要があるのか理解に苦しむ。珍遊記というには全体的に綺麗過ぎで、ただの緩いコントを見ているようだった。原作を知らない人の方がまだ楽しめるかもしれない。
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posted at 20:00:05
「selector destructed WIXOSS」観了。TVアニメ版の総集編にウリスの過去を中心とした新ストーリーを加えたもの。基本的にTVアニメ版を観ていないと理解しにくい構成には難があるものの、ファンであれば追加要素だけでも楽しめるかと。あと井内舞子の劇伴が良かった。
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posted at 23:45:41