麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2016年04月18日
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2016年04月18日(月)
北山猛邦「先生、大事なものが盗まれました」読了。愛や勇気など形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。その怪盗の仕業とされる事件が凪島のあちこちで起こったため、女子高生の雪子は探偵高校と怪盗高校に通う幼馴染み二人と共に調査に乗り出す。一体何が盗まれたのか?
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posted at 23:11:23
探偵と怪盗の学校が存在する不思議な島を舞台に「何が盗まれたのか?」をテーマにした三つの事件を描く連作異世界ミステリ。本作は一応本格ミステリと銘打たれているが、自分の見解では残念ながら本格ミステリとは言えない。何故なら本作は悪い意味で自由度が高すぎるからだ。
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posted at 23:11:45
基本的に異世界本格は最初にその世界のルール――何ができて何ができないのかを厳密に定めるものだが、本作はそこがもの凄く曖昧なままファンタジーとしか言いようがない真相を提示するため、いくら伏線が張ってあってもイマイチ納得できず非常にモヤモヤする。
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posted at 23:12:11
恐らく帯の文句から察するに従来の本格ミステリではできないものを求めた結果、自由度の高い舞台設定にしたのだろうが、それで説得力がないとあっては本末転倒もいいところである。もし続編が出るのであれば、その辺のルールをもっときっちり定めてほしいと思う。
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posted at 23:12:39
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