麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2016年10月05日
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2016年10月05日(水)
加藤元浩「捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書」読了。元アイドルの新人刑事・七夕菊乃は配属された捜査一課ではお飾り扱い、その上二人の犯罪捜査の天才が繰り広げる頭脳戦に巻き込まれることに。そして彼女が初めて挑む密室殺人事件の捜査は一体どうなってしまうのか?
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posted at 23:53:14
「Q.E.D. 証明終了」などで知られるミステリ漫画家の作者が初めて手掛けた長編ミステリ小説。特筆すべきはやはり立ちまくった菊乃のキャラであり、作者が得意とする運動神経抜群の負けん気の強いヒロインがぐいぐいと物語を引っ張ってくれる。
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posted at 23:53:28
その物語は主にアイドル時代に巻き込まれた事件と捜査一課配属後に担当した事件の二つに分けられるが、ミステリとしてみると前者の方がキレがある。独創的な毒殺方法とそこからスマートに犯人に辿り着いてみせる手腕は紛れもなく「Q.E.D.」の作者ならではのものだ。
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posted at 23:53:46
一方、後者は綺麗に纏めてはいるものの、前例のあるトリックと構図が目についてしまい、前者と比べると正直物足りなさが否めない。とはいえ本作が全五巻くらいの面白い漫画を読んだ時と同じ満足感が得られる良作であるのは間違いない。
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posted at 23:54:19
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