麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2017年03月26日
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2017年03月26日(日)
「魔女考」(「『NかMか』展Ⅲ配布小冊子」収録)/画学生の私は先輩の古島提子の頼みで市民オペラ『ヘンゼルとグレーテル』の小道具制作を引き受けることになる。その一つである魔女の人形を作っていたある日、密室状態の自室からここ最近よく食べていたツナ缶が何故か消え失せていて――。//
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posted at 03:21:04
//美術学校を舞台にした日常の謎から始まり、二転三転する推理を経て変態ホラーへと着地する実に作者らしい怪作。作者の作品にはエキセントリックな芸術家がしばしば登場し、その奇矯な振る舞いの中に重要な伏線を隠蔽してみせるが、本作もまたそれらの技巧が遺憾なく発揮されている。//
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posted at 03:21:45
//加えてタイトル通り魔女というものを物語を通して考えさせる構成が秀逸。それにしても密室から消失するツナ缶という、どこか間の抜けた日常の謎からこんなおぞましい結末を迎えるとは一体誰が思うだろう?
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posted at 03:22:32
「振り子」(「『NかMか』展Ⅲ配布小冊子」収録)/薄井風子は足を踏まれた――という書き出しから始まる、不条理物語。誰もが経験したことのある痛い話がより痛々しく発展していき、遂には唖然とする壮大なオチがつく様はさながら作者の描く絵画のイメージをそのまま小説化したかのようだ。//
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posted at 03:24:16
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