麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年02月21日(水)
円居挽「語り屋カタリの推理講戯」読了。少女ノゾムが難病の治療法を見つけるために参加したデスゲームの条件はただ一つ――謎を解いて生き残ること。奇妙な青年カタリは彼女に“Who”“Where”“How”などにまつわる事件を推理するためのレクチャーを始める。「君に謎の解き方を教えよう」
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posted at 22:23:22
デスゲームにミステリではお馴染みのフーダニット、ホワイダニットといった5W1Hをテーマとして絡めた連作ミステリ。但しデスゲーム物としてみるとキャラや舞台設定の描写がかなりあっさりしているため、命のやり取りをしている緊張感が全くないのが気になる。
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posted at 22:24:41
一方ミステリとしてみるとテーマは魅力的だが、だからといって完成度が高いとは限らないのが難で、定番のネタを捻ったもののそれが巧くやられた感に繋がらず何とも言えないモヤモヤ感が残る。その中で唯一成功作を挙げるならやはり「ウェアダニット・マリオネット」だろう。
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posted at 22:24:58
タイトルからも分かるように真の犯行現場を特定するこの短編は、人工的舞台設定と多重推理により真相に迫っていく過程、そして盲点をつく真相が実にバランス良く成立している。できれば収録作全部をこのクオリティーで読みたかった。
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posted at 22:25:10
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