麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2018年06月16日(土)
山崎洋子「吸血鬼たちの聖夜(イブ)」読了。テレビドラマの撮影現場で女優の卵の焼死体が見つかった。数ヵ月前までは33歳の平凡な主婦だった彼女を憎んでいた奴はヤマほどいる。わたしは、わたしを醜い焼死体にした人物を、決して許さない――。被害者が犯人探しに乗り出す表題作ほか、四編を収録。
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posted at 12:48:22
女たちの様々な計算違いをテーマにしたミステリ短編集。収録作はミステリ系とサスペンス系の二つに分けられるが、ベストを選ぶなら前者は表題作、後者はあるスター女優が夫と寝た若く有望な女優を亡き者にしようとする「妖女狂演」になるだろう。
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posted at 12:48:57
表題作は設定そのものが巧いミスディレクションとして機能しており、それを活かしたサプライズもさることながら容疑者たちの駆け引きを丹念に描くことでブラックなオチを際立たせているのがいい。一方「妖女狂演」は展開自体はありがちなものながら、そこまでするかという女の執念にぞっとさせられる。
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posted at 12:49:14
その他の短編も記憶喪失の女が陥る恐怖を描く「メランコリーは危険」は某長編ミステリを彷彿とさせる真相ながら、そこに至るまでのサスペンス的展開で読ませるし、「愛する人に、きらめく死を」「やさしいだけでは生きられない」の皮肉なオチが何とも味わい深い。全体的に快作揃いの作品集である。
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posted at 12:49:24
「デッドプール2」観了。前作に比べると中二病バトルが減ったのは残念だが代わりに予算と愉快な友達が増え、ギャグのキレも増したのは○(特にくまのプーさん)。また綺麗に話を纏めた後のご都合主義なオチは普通なら賛否分かれる所だろうがこの作品なら問題ないと思う(恐らくそれも織り込み済み)。
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posted at 18:49:32
「ニンジャバットマン」観了。戦国時代でバットマンとジョーカーが対決する話。基本的にはオールスター総出演的お祭り映画であり、次々と出てくる日本のオタク趣味を凝縮したような面白ギミックが◎。終盤のタイトルを回収した展開も実に熱く、細かいことさえ気にしなければ大いに楽しめる映画である。
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posted at 18:59:09