麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2019年02月08日(金)
田村由美「ミステリと言う勿れ」4巻読了。Episode4の最終話+単発三編(もっともEpisode7は新たな物語の導入部という感じだが)という構成。単発三編はいずれもミステリ的には定番のネタながらも、この漫画らしい何気ないやり取りに隠された伏線が良かった(そして相変わらず引きが巧い)。
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エラリー・クイーン「ナポレオンの剃刀の冒険」読了。動く密室と化した列車内で男が殺された。容疑者は七人。しかもあるはずの宝石がなくなっており、車内のどこを探しても見つからない――表題作を始め、国名シリーズを彷佛させる“聴取者への挑戦状”つき八編を収録。
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クイーンのラジオドラマシナリオ集第一弾。クイーンのラジオドラマというと以前読んだ「ニック・ザ・ナイフ」(「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」収録)も面白かったが、本作の収録作もそれに匹敵する、もしくは上回る出来のものが揃っている。
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posted at 20:25:32
ベストを挙げるなら間違いなく「ブラック・シークレットの冒険」で、探偵役のエラリーと推理対決する好敵手の存在や事件が三つも盛り込まれる凝りようもさることながら、クイーン作品ではお馴染みのダイイング・メッセージが導き出す意外な犯人とその意外性を際立たせるための工夫の数々が素晴らしい。
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posted at 20:25:52
その他の収録作はラジオドラマらしいシンプルなロジックが光るものが多いが、中には「〈暗雲〉(ダーク・クラウド)号の冒険」のようにラジオドラマであることを活かした仕掛けが盛り込まれたものもあるのが楽しい。全体的に読みやすい、良くできたパズラー集である。
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posted at 20:26:02