麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2019年07月06日
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2019年07月06日(土)
東野圭吾「希望の糸」読了。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女が殺された。捜査線上に浮上した常連客だった一人の男。 災害で二人の子供を失った彼は深い悩みを抱えていた。事件の捜査にあたる加賀恭一郎の従兄弟で刑事の松宮脩平は、やがて運命の悪戯としか思えない真相にたどり着く。
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posted at 00:02:52
刑事・加賀恭一郎シリーズの十一作目。しかしながら今回の加賀はあくまで助言を与えるサポート役に過ぎず、主に活躍するのは同じく刑事で加賀の従兄弟の松宮脩平であるため本作の立ち位置としては加賀恭一郎シリーズの番外編、もしくは松宮脩平を主役とした新シリーズ一作目として捉えるべきだろう。
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posted at 00:03:11
そんな本作だがミステリとしてみた場合、明らかに意図的な推理小説のパターン外しをやっているのが面白い。え、ここで? というタイミングで明かされる犯人にはビックリさせられるし、更にその先に待ち受ける真相(作者が過去にやっているネタではあるが)も予想外と言わざるを得ない。
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posted at 00:03:34
尤もそのパターン外しを優先するあまり手掛かりの提示が不充分ではあるが、そこはサスペンス物として割り切ればまだ許容範囲と言えるだろう。但し最後に明かされる真相に関してはそれまでの流れと綺麗に繋がっているとは言い難いのが残念。
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posted at 00:03:53
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