麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2019年07月20日(土)
リメイク版「チャイルド・プレイ」観了。オリジナル版からオカルト要素を排除していることもあって正直ハズレじゃないかと思っていたが蓋を開けてみれば80年代ホラーをきっちりリスペクトしており、ファイナルディストネーションを彷彿とさせる凝った殺人シーンありシュールな笑いありで満足度高し。
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posted at 15:08:37
鳥飼否宇「天災は忘れる前にやってくる」読了。火事から助け出された善人の男が殺された理由、濁流に流された家から発見された男女の他殺体、竜巻が去った後に教会の十字架に突き刺さっていた首と両足のない死体――「特ダネ ゴーダニュース」の社長とバイトコンビが災害現場で遭遇する七つの事件とは?
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posted at 15:17:56
地震、噴火、大雪、強風、大雨、竜巻、台風といった自然災害に本格ミステリを絡めた、ブラックユーモア色の強い連作。といっても前半三編は一編一編が短いのが災いして本格としてのカタルシスが得にくいのが難だが、後半になればなるほど枚数に慣れたのか、いかにも本格らしい事件を演出していて○。
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posted at 15:18:12
その最たる例が「前門の虎、後門の狼」で、竜巻が去った後に突如として教会の十字架に突き刺さっている首と両足のない死体が出現するという謎も強烈だが、なぜ犯人が首だけでなく両足も切断したのかという理由と短い頁数の中にさりげなく張られた伏線が綺麗に結び付く点が秀逸。
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posted at 15:18:20
また探偵役のキャラ設定を活かしつつ、この連作ならではの大掛かりな仕掛けを凝らしたトリを飾る「同じ穴の狢」もいい。本作は後半になるにつれて本格ミステリとしての良さが分かってくる良作である。
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posted at 15:19:13
「天気の子」観了。一言で言えば中途半端なリアリティーが鼻につくジュブナイル。話の大筋だけ分かればいい人は楽しめるかもしれないが、細かいところを気にする人は向いていないかもしれない(自分は後者)。相変わらず作画クオリティーは非常に高く、良くできたMVとしての需要は満たしていると思う。
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posted at 18:46:51