麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2019年12月20日
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2019年12月20日(金)
西澤保彦「逢魔が刻 腕貫探偵リブート」読了。美貌の女子大生・住吉ユリエは同級生の小泊瀬海人から「親族が関わった殺人事件を題材にミステリ小説を書いてみたい」と相談され、大乗り気でストーリー作りに着手するが――「ユリエの本格ミステリ講座」を含む四編を収録。
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posted at 21:44:58
腕貫探偵シリーズの一作。といっても腕貫探偵本人が登場するのは四編目「ユリエの本格ミステリ講座」だけだったりする。ベストを挙げるなら表題作であり、何が謎なのかいまいちはっきりしない展開が続いたかと思えば最後になっていきなりぶちまけられるこの作者らしいどす黒い真相がなかなかに衝撃的。
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posted at 21:45:14
惜しむらくは最後の真相を成立させるためのある関係性がやや描写不足な点であり、もう少しページ数を増やしてそこを丁寧に掘り下げればもっと良くなったのではないだろうか。次点は「ユリエの本格ミステリ講座」で、真相そのものよりも作者のミステリ手法が窺える感じが興味深い一編である。
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posted at 21:45:24
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