麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2020年01月19日(日)
エラリー・クイーン「スペイン岬の秘密」読了。北大西洋に突き出したスペイン岬にあるゴドフリー家の別荘で殺人事件が起きた。殺された男はマントにステッキという出で立ちで発見されたが、マントの下はなぜか全裸だった。そして同時に起きていたゴドフリー家の娘・ローザの誘拐事件との関係とは?
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posted at 22:12:39
国内シリーズの一作。クイーン作品というと基本的にシンプルなロジックと徹底したミスディレクションで構成されているものが多いが、本作に関してはそのミスディレクションとロジックのバランスが悪く、ミステリとしてはだいぶ遠回りさせられている印象を受けてしまうのが難。
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posted at 22:13:51
またクイーン作品を読み慣れているとかなり早い段階で犯人が読めてしまうかもしれない。しかしながらこのロジックを成立させるための設定作りは相変わらず巧妙だし、ミスディレクションを盛り込んだ人間ドラマ部分が後にメインとなって中期以降の作品へと引き継がれていくのが分かるのが興味深い。
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posted at 22:14:20
有栖川有栖/市川友章「おろしてください」読了。裏山を探検していた「ぼく」は、道に迷って歩きまわるうちに、小さな駅を見つけた。そこへやってきた列車に乗り込んだ「ぼく」の目に飛びこんで来たものは……。
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posted at 22:41:03
東雅夫編「怪談えほん」シリーズの一作。ホラーを意識したおどろおどろしいイラストがまずインパクト抜群で人ならざるものと出会ってしまった主人公のその時その時の心境を実に巧く表現している。そして何よりタイトルの意味が分かる結末とラストのカットが絶妙で、正に怪談えほんの見本的作品である。
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posted at 22:41:23