麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2020年04月26日(日)
岩崎正吾「恋の森殺人事件」読了。早春の山里を襲った白昼の銃撃事件。一度目は野猿公園にやってきた女子高生たちが、二度目は祭りの最中に太鼓叩きの老人が相次いで狙撃されたのだ。事件の解明に乗り出した椿屋敷の跡取り・刈谷正雄は、やがて奇妙な片腕の男が事件の鍵を握っていると睨むがーー。
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posted at 13:34:43
「風よ、緑よ、故郷よ」に続いて、椿屋敷の跡取り・刈谷正雄が探偵役を務める田園ミステリシリーズの二作目。といっても本作には前作のようなのどかな田園感(?)はあまりなく、どちらかというと山を舞台に内容紹介に書かれている「人間と自然」というテーマを描いているように思う。
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posted at 13:35:28
本作について作者は「数あるミステリの中で、この小説の結末があまり例のないものであることには自信があります」と語っているが、その言葉通り本作には唖然とするような真相が待っている。見ようによってはとんでもないバカミスであり、それはタイトルの意味が分かるとより強調されることだろう。
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posted at 13:35:44
勿論その真相がただ奇をてらっただけではないことは読めば一目瞭然なのだが、人によってどう捉えるかは大きく分かれるに違いない。少なくとも前作のようなものを期待すると呆気に取られること請け合いの問題作である(個人的には好き)。
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posted at 13:36:02
「HOUSE」観了。オーソドックスなお化け屋敷物ながら前衛的かつ演劇風な見せ方とやりたいことを詰め込んだと言わんばかりのジャンルミックス要素によって今見てもかなり独自性の高い作品に仕上がっている。ただ見た目に反してスプラッターシーン多めの内容とあんまりな結末にはちょっと驚いた。
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posted at 20:14:04