麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2020年07月02日(木)
鳳乃一真「壱級天災の極めて不本意な名推理1」読了。自称名探偵・壱級天災が死を生む刻印の呪いを回収するために奇妙な悪魔バアルと推理対決をする羽目になる。舞台となるのは未来の事件が具現化する異空間・惨劇の未来。果たして天災は推理対決に勝利し、未来で起こる惨劇を防ぐことができるのか?
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posted at 22:33:40
TVアニメにもなった「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」シリーズに登場する自称名探偵・壱級天災が主役のスピンオフ作品。特筆すべきは推理対決の舞台となる異空間・惨劇の未来で、そこで起こる事件の真相を看破しないと近い将来現実でも同様の事件が起きてしまうという異色のタイムリミット設定が面白い。
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posted at 22:34:06
更にユニークなのが未来の事件を見た後に現実世界でも情報収集できる点であり、そこで得た手がかりによって事件の見え方が変わってくるところもいい。そしてそれらを最も巧く使いこなしたのが二話目「なすりつけダイイングメッセージ」であり、隠された企みをある気付きから暴き出す手腕が実に圧巻。
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posted at 22:35:14
一話目の「壱級天災の極めて不本意な名推理」も掟破りの推理が楽しいが、掟破り過ぎて些かアンフェアなところが目についてしまうのがやや残念。とはいえ惨劇の未来という設定には可能性を感じるので、引き続き2巻にも期待したい。
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posted at 22:35:46
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