麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2021年06月18日(金)
「新13日の金曜日PART5」観了。意外に思う人もいるかもしれないがミステリとしても観ることができるシリーズの中でも異色作。改めて見直してみると思った以上にしっかりと伏線が張られていて何でアレがあんな所に停めてあったのかという疑問も真相が分かると腑に落ちるようになっているのは○。
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posted at 01:23:40
市川憂人「ボーンヤードは語らない」読了。空軍基地での変死事件、雪の小屋で見付かった死体、雨の夜の墜落事件、そしてマリアと漣のコンビが結成されて最初に出会った虐待疑惑に端を発する事件……「ジェリーフィッシュは凍らない」に連なる四編を収録。
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posted at 17:18:30
〈マリア&漣〉シリーズの四作目にして初の短編集。収録された四編のうち一編目以外は全て「ジェリーフィッシュ」以前の過去が舞台となっており、高校時代の漣の物語、ハイスクール時代のマリアの物語、マリアと漣のコンビ結成時の物語が楽しめる構成となっている。
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posted at 17:18:58
但しミステリとしてみると四編中三編が些か精彩に欠いており、現場の状況を見た時点で気付いてしかるべきものが無視されていたり、詰め込みすぎて構成に失敗していたり、少ない登場人物で無理やりこねくり回した結果、構図が不自然になってしまっていたりするのが難。
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posted at 17:20:02
唯一良かったのが「レッドデビルは知らない」で、不可能犯罪を犯人の些細なミスから切り崩してみせる点もさることながら、何よりもある仕掛けと共に舞台設定を活かした切実な動機を読者の目の前に突き付けてみせた点が実に秀逸。ただできればこの短編にも他の収録作同様、見取り図を付けてほしかった。
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posted at 17:20:26