麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2021年06月25日(金)
「サスペリア・ナイトメア」観了。孤島の修道院を舞台にしたゴシック・ホラー。タイトルは日本で勝手に付けられたものでサスペリアとは全く関係ない内容ながら実際観てみると美しくも恐ろしい映像と音楽で構築された世界観はアルジェント作品にも通じるものがある。雰囲気で魅せるホラーの隠れた傑作。
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「恐怖のいけにえ」観了。森の中に佇む屋敷で美女たちに襲いかかる謎の怪物の恐怖。うん、これは色々な意味でヤバい(確信)。前半の得体の知れない怪物による殺害シーンも見応えがあるが、それ以上に怪物の正体が判明してからの怒涛の展開が圧巻で今では到底実現不可能なホラーを堪能させてもらった。
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posted at 02:21:53
久住四季「異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 剥皮の獣」読了。奥多摩署勤務となった莉花が地域課から刑事課へ復帰を果たした直後、潜伏中の強盗犯が廃屋で殺される事件が発生。しかもなぜか被害者の首から上の皮膚は剥がされ持ち去られていた。果たして首から上の皮を持ち去る殺人鬼の正体とその動機は?
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posted at 17:25:52
女性刑事・氷膳莉花が未決死刑囚で天才的な犯罪心理学者・阿良谷静の協力のもと連続猟奇殺人犯を追うシリーズの二作目。前作はベタな猟奇サスペンスといった印象だったが本作では一転現場の状況から浮かび上がる幾つかの魅力的なホワイダニットで物語を引っ張るミステリらしい構成になっているのは○。
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posted at 17:26:29
尤も登場人物が少ないせいでイマイチ犯人の正体に意外性がないのは前作と同様ながら今回は犯人の異常な手口と舞台設定を巧く結び付けた異形のロジックを前述したホワイダニットを突破口にして解き明かしてみせる点が秀逸。ある意味特殊設定ミステリを得意としていた作者らしさが感じられる快作である。
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posted at 17:26:56