麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2021年07月09日(金)
田村由美「ミステリと言う勿れ」9巻読了。前巻から続く謎めいた双子の事件は面白かったが落としどころとしては無難という印象。むしろ今回から始まった事件の方がかなり特殊で青砥&整の異色コンビ結成もさることながら何より先が全く読めない展開がいい(しかし最後のカットでアレを選ぶ作者は鬼畜)
タグ:
posted at 13:41:55
岬鷺宮「日和ちゃんのお願いは絶対3」読了。〈天命評議会〉の活動の中、日に日に心を擦り減らす日和を見かねた深春は彼女を〈天命評議会〉から抜けさせる。だがそれは世界の情勢を狂わせ、二人の関係にも大きな亀裂を齎していく。少しずつ、しかし確実に壊れていく日常、見慣れた風景。そして――。
タグ:
posted at 16:02:47
どんな「お願い」でも叶えられる少女・葉群日和と主人公によるセカイ系ラブストーリーシリーズの三作目。今回は〈天命評議会〉を抜け普通の女の子に戻ったはずの日和と終わりゆく世界を対比させる構成となっており日和が抜けたことで日常にも破滅の足音が近付いている事実が否応なしに突き付けられる。
タグ:
posted at 16:03:13
日和が既に戻れないところまで来ていることを分からせる為にも本作の展開は必然であり読者もそれを分かっているからこそ物分かりの悪い主人公に対し時に苛立ちを覚えるかもしれない。しかしながらそのもどかしさこそ青春小説として重要であり、逃れられない運命にどう抗うか引き続き見守りたいと思う。
タグ:
posted at 16:03:38
「エイプリル・フール 鮮血の記念日」観了。タイトル通り四月馬鹿をテーマにした記念日ホラーながら世間から隔絶された離れ小島の別荘で次々と学生たちが殺されるという内容はかなりミステリ的。なお真相に関しては怒る人もいるかもしれないが、新本格に慣れたミステリ読みなら受け入れられるだろう。
タグ:
posted at 19:33:24