麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2022年02月11日
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2022年02月11日(金)
池田雄一「カルチャーセンター殺人講座」読了。都心のカルチャーセンターで脚本家の飛池克久がミステリーシナリオの書き方講座の授業を始めた途端、血まみれの男が教室に飛び込んできて絶命した。被害者は飛池と同じ講師の一人である作曲家。やがてそれは講師たちを狙った連続殺人事件に発展する。
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posted at 18:46:10
カルチャーセンターを舞台にした連続殺人を扱った長編ミステリ。連続殺人と主人公が受け持つミステリーシナリオ講座がリンクする趣向自体は面白いものの、被害者たちがいずれも生徒である人妻たちと不倫関係にあり、ちょくちょく濡れ場が挿まる点はいかにも通俗的で好みが分かれるところだろう。
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posted at 18:46:46
作中で主人公の脚本家が度々タイトルを伏せた上で古今東西の有名ミステリのネタを割り、これをどうアレンジしようかという趣旨の発言をしているが、本作の展開もまた定番のネタを幾つか組み合わせて、ちょっとしたアレンジを加えたものが導入されている。
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posted at 18:47:36
但しあくまでちょっとしたアレンジに過ぎないためさほど意外性が感じられないのが難だがただ一点ある場面を国内作家Nのように活かした点は○。とはいえ色々アンフェアなところあるしオチも定番過ぎて面白みに欠けるものの二時間サスペンスみたいなものと割り切れば、これはこれで楽しめる作品である。
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posted at 18:48:01
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