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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2022年12月13日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年12月13日

高野和明「踏切の幽霊」読了。1994年冬。東京・下北沢の三号踏切で撮影された一枚の心霊写真。同じ踏切では列車の非常停止が相次いでいた。雑誌記者の松田が調べるとそこでは一年前に身元不明の若い女性が殺されていた。彼が被害者について調査を続けるにつれて幽霊事件はやがて思わぬ真実に辿り着く。

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posted at 20:07:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年12月13日

前作「ジェノサイド」から11年ぶりの新作は踏切に現れる女の幽霊を巡る長編ホラーミステリ。作者は過去にも幽霊を題材にした小説を書いているが今回はとりわけミステリ色が強く主人公が調査を進めるにつれてそれまで何気なく描かれてきた様々な出来事とみるみる繋がっていく醍醐味は正にそれだろう。

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posted at 20:08:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年12月13日

その一方でホラーとしての見せ方がまた絶妙で、幽霊として真っ当に(?)事件関係者を怯えさせたかと思えば、ここぞというタイミングで主人公に怪異という形で事件の手掛かりを与えたりと物語における適度なアクセントになっているのがいい。

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posted at 20:08:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

22年12月13日

それでいてこの作者らしい泣かせの演出も抜かりなく、幽霊となった女に纏わる一部の謎や小道具は勿論のこと、主人公の亡くなった妻のエピソードまで物語と巧く絡めて読者の涙腺を全力で緩ませようとしてくるのがあざといながらも実に秀逸。目新しさこそないが、ツボをついた王道エンタメの秀作である。

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posted at 20:08:46

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