Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
«< 前のページ12のページ >»
並び順 : 新→古 | 古→新

2023年01月25日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月25日

鵜飼有志「死亡遊戯で飯を食う。2」読了。〈キャンドルウッズ〉から三ヶ月後、幽鬼は再びデスゲームのプレイヤーに復帰した。足元の不安な廃ビルからの脱出ゲームと風呂場での札の争奪戦。その一方で彼女に近づく不穏な影と三十回辺りのゲームでプレイヤーが不幸に見舞われるという業界の〈呪い〉――。

タグ:

posted at 09:51:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月25日

デスゲームの常連プレイヤー・幽鬼のデスゲームという非日常の日常を描いたシリーズの二作目。二つのデスゲームが収録された二部構成で前半が脱出ゲーム、後半はバトル要素ありの集団戦なのは基本的に前作と同じながらも、実際読んでみると前作よりも完成度が上がっている印象を受ける。

タグ:

posted at 09:52:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月25日

例えば前作はただタイプの違う二つのデスゲームをギャップ狙いだけで並べた感が否めなかったが本作では前半のゲームの内容がしっかりと後半のゲームに活かされているのが好印象だし何より前作の〈キャンドルウッズ〉に見られたトンデモ要素が鳴りを潜め、きちんと説得力のある展開になっているのは○。

タグ:

posted at 09:52:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月25日

それでいて前作同様、デスゲームの常連プレイヤー視点ならではの一風変わったデスゲームの描き方や良い意味でラノベらしい無駄に萌え要素のあるデスゲームのシチュエーションも健在で、引き続き次巻でもこの唯一無二の個性を維持していってほしいと思う。

タグ:

posted at 09:53:01

2023年01月26日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月26日

細音啓「神は遊戯に飢えている。6」読了。いまだ謎に包まれた世界最強チームのヘレネイアの真意を確かめるべく神秘法院本部へとやって来たフェイたち。そんな彼らの前に現れたのはフェイの旧チームのリーダー・ケイオスだった。彼の口から語られる世界最強チームの正体とヘレネイアの真意とは?

タグ:

posted at 19:18:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月26日

神々が考案した様々なゲームに挑むファンタジー頭脳戦シリーズの六作目。前巻の感想でいよいよ核心に迫りつつあると書いたが今回はその核心に入る前の説明回といった印象が強く、一応後半に人対人のカードバトルが盛り込まれているものの前巻の神々のゲーム二連戦と比べると些か物足りなさは否めない。

タグ:

posted at 19:18:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月26日

とはいえ、その説明回というワンクッションがあるからこそ次のゲームがより一層盛り上がるわけで、次巻から満を持して始まるマーダーミステリ『すべてが赤になる』(「すべてがFになる」っぽい名前だ)に大いに期待したいと思う。

タグ:

posted at 19:19:03

2023年01月29日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月29日

紺野天龍「幽世の薬剤師3」読了。漢方診療科の薬剤師・空洞淵霧瑚が迷い込んだ異界「幽世」には現実世界では存在しえない者たちがいる。取り憑いた悪魔を祓う「エクソシスト」。神秘を探究する「錬金術師」。果たしてその奇跡は本物なのか。空洞淵は事件の背後にある《病》の解明を試みるが……。

タグ:

posted at 16:27:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月29日

現役薬剤師でもある作者による異世界召還×医療ミステリシリーズの三作目は初の中編集で粗筋にある通り「エクソシスト」と「錬金術師」に纏わる二つの事件が収録されている。「エクソシスト」の事件はネタの見せ方こそ悪くない反面、ある重要な描写が省かれているせいで釈然としないものがあるのが難。

タグ:

posted at 16:27:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月29日

また病気の正体も分かりやすいが一作目も二作目もそこは分かりやすかったので、もうそういうものなのだと割り切った方がいいのかもしれない。一方「錬金術師」の事件は認知の変化を巡るロジックにピンとこない部分があるものの物語自体はどちらの事件も面白いので細かいことは気にしないのが吉である。

タグ:

posted at 16:28:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月29日

萩原麻里「人形島の殺人 呪殺島秘録」読了。幼馴染みの古陶里が僕に黙って彼女の実家がある壱六八島――かつて人形を介した呪術を使っていた一族の住む島へと一人で向かった。古陶里を追いかけて島を訪れた僕を迎えたのは崖に吊された死体。姿を消した古陶里が殺人の容疑者とされる中、更に殺人が……。

タグ:

posted at 16:29:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月29日

呪殺島秘録シリーズの三作目。前作「巫女島の殺人」がネタの分かりやすさに目を瞑りさえすれば、伝奇とミステリの程よい配分と約束された大破局に向かって疾走感を増していく纏まりのあるプロットが好感触だったのに対し、本作はというと全体的に悪い意味で行き当たりばったりの印象が否めない。

タグ:

posted at 16:29:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月29日

ネタに関しては前作同様分かりやすいのに加え今回は起こる事件に必然性というものが殆どなく事件の構造はかなり雑なのに都合良くバレない場面が多すぎて展開に無理がある。一応あとでフォローを入れてはいるもののそれでも穴を埋めたとは到底言い難くミステリ的にも伝奇的にも中途半端な作品である。

タグ:

posted at 16:29:09

2023年01月31日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月31日

岩田洋季「ゲーム・オブ・ヴァンパイア」読了。吸血鬼が人を襲う災害が起こる現代。吸血鬼による殺人事件をきっかけに天霧学園の高等部へ潜入し学園に潜む吸血鬼を捜し出すことになった公安吸血鬼災害課の汐瀬命。やがて命たちの捜査により四人の生徒が候補として絞り込まれる。この中に吸血鬼がいる。

タグ:

posted at 13:39:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月31日

吸血鬼が脅威として存在する現代日本を舞台に、吸血鬼捜しというフーダニットを趣向にした長編ファンタジーミステリ。本作を読んでまず目を惹くのは吸血鬼という定番の題材を使いつつも設定がよく考えられている点であり、それがメインのフーダニットにもきちんと反映されているのは好印象。

タグ:

posted at 13:39:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月31日

加えてそのフーダニットは吸血鬼に纏わるある要素が活かされた一筋縄ではいかないものに仕上がっており厳密なロジックによる絞り込みではないものの前述した要素を踏まえたユニークな伏線がいい。また吸血鬼の正体を巡って二転三転する中で候補者たちの素性が明らかになっていく展開もスリリングで○。

タグ:

posted at 13:39:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

23年1月31日

とはいえ物語の構造的に吸血鬼の正体が分かりやすい面があるしロジックによる消去法が使われているわけでもないのでガチの犯人当てを期待すると少々物足りないかもしれないが、ライトな吸血鬼ミステリとしては申し分ない良作である。

タグ:

posted at 13:39:39

«< 前のページ12のページ >»
@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました